[東京 20日 ロイター] - <15:55> 日経平均・日足は「小陽線」、25日線と75日線が「ゴールデンクロ ス」 日経平均・日足は下に長いヒゲを伴う「陽のカラカサ」の形に近い「小陽線」となっ た。買い手の心理としては上昇期待感を示している。終値は2万7531円94銭。 25日移動平均線(2万7310円70銭=20日)が、75日線(2万7307円 76銭=同)を下からやや上抜けし、「ゴールデンクロス」となった。一般的には買いシ グナルとされるが、このところは2万7500円付近で上値の重さが意識されているため 、目先は同水準を明確に上回ることができるかが焦点となりそうだ。 <15:32> 新興株はマザーズが反発、個人投資家の買いが支え 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比0.12%高の766.97ポイントと 反発した。東証グロース市場指数は同0.19%高の977.52ポイントだった。前週 末の米市場でハイテク株比率の高いナスダック総合が下落して取引を終え、国内のグロー ス株(成長株)の一角の重しとなったが、「先週末に下げたので、その反動で個人投資家 が買っているのだろう」(国内証券のストラテジスト)との見方が出ていた。 個別では、ジーエヌアイグループやビジョナル、サンウェルズ<922 9.T>が堅調。フリーやそーせいグループは軟調だった。 <13:25> 後場の日経平均は小動き、イベント控え手掛けにくさも 後場に入り日経平均は小動きの展開が続き、前週末終値を挟んで一進一退となってい る。後場に入ってからの値幅は19円程度にとどまり、膠着感の強い相場が継続。前場に 引き続き値がさ株の一角が売られている一方、内需セクターは底堅い。業種別では証券が 後場に上げ幅を拡大し、堅調に推移している。 今週は、今晩の米市場が休場となるほか、23日は国内も祝日のため休場。加えて、 24日には日銀正副総裁候補の所信聴取を控え、「手掛けにくさが意識され、様子見姿勢 が強まりやすくなっている」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。イベント を通過するまでは方向感が出にくく、「日経平均は2万7500円を挟んでもみ合いが続 くのではないか」(同)という。 <11:45> 前場の日経平均は小幅続落、新規材料待ちで動意薄 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比5円80銭安の2万7507円33銭 と、小幅に続落した。前週末の米ハイテク株安が重しとなり日経平均は小幅安で始まった が、徐々に下げ幅を縮小し、下げ渋る展開となった。ただ、米経済を巡る不透明感が意識 されているほか、新規材料待ちで明確な方向感はみられず、動意に乏しい動きが続いた。 日経平均は軟調にスタートし、一時、前営業日比約80円安まで下げ幅を広げる場面 があった。米ハイテク株安を受けて値がさ株やハイテク株が売られ、相場の重しとなった 。その後は次第に下げ幅を縮小し、前場中ごろにプラス転換したが、小幅高の水準で一進 一退の値動きが継続。前引けにかけて再びマイナス圏に沈んだ。物色動向としては、内需 株や好業績銘柄が買われた。 マーケット参加者の関心は米経済動向に集まっており、足元では堅調な経済指標が相 次いでいることから「市場では米経済の着陸に向けて減速が確認されない『ノーランディ ング』という表現も見られる」(野村証券のエクイティ・マーケット・ストラテジスト・ 沢田麻希氏)との指摘が聞かれる。 米経済の底堅さは株式市場にとって安心感を与える一方、依然として米インフレが落 ち着かず、金融引き締めが長期化するのではないかとの懸念もあり、「株価は上にも下に も動きづらい状況が続いている」(沢田氏)という。 TOPIXは0.24%高の1996.78ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆1472億4500万円だった。東証33業種では、パルプ・ 紙、ゴム製品、その他金融業など27業種が値上がり。一方、鉱業、海運業、電気機器な ど6業種は値下がりした。 個別では、前週末に好決算を発表した横浜ゴムが10%高となり、昨年来高 値を更新。東証プライム市場の値上がり率第2位に入った。 一方、前週末の米市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が下落したこと が嫌気され、東京エレクトロン、アドバンテストは軟調に推移した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1321銘柄(71%)、値下がりが43 9銘柄(23%)、変わらずが77銘柄(4%)だった。 <10:31> 日経平均はプラス転換、内需セクターがしっかり 日経平均はプラス転換し、前週末終値付近で一進一退となっている。朝方軟調に推移 していた値がさ株の一角が下げ幅を縮小したほか、内需セクターがしっかりで、指数を支 えている。市場では「前週末の米市場ではディフェンシブセクターが堅調で、(東京市場 でも)その流れを引き継いでいるようだ」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれ る。東証33業種では、ゴム製品、パルプ・紙、その他金融業など27業種が値上がりし ている。一方、鉱業、電気機器、非鉄金属など6業種は値下がり。 日経平均はプラス圏に浮上したものの、買いの勢いが強まる動きはみられず、「2万 7500円を挟んで膠着感の強い状況」(別の国内証券・ストラテジスト)という。国内 の企業業績や米経済の先行き不透明感が強く、「マクロもミクロも読めず、何を手掛かり にして売り買いしていいか分からない」(同)との声も聞かれ、日経平均は一進一退の値 動きが続きやすいという。 <09:05> 日経平均は小幅続落、米ハイテク株安が重し 半導体株安い 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比16円00銭安の2万7497円 13銭と、小幅に続落してスタートした。その後、60円安付近に下げ幅を拡げた。前週 末の米ハイテク株安を嫌気し、売りが先行した。もっとも、きょうは米国が休場でもあり 方向感が出にくいとみられている。 主力株はトヨタ自動車が小高い一方、ソニーグループは軟調となる などまちまち。半導体関連は軟調で東京エレクトロンが小安い。一方、三菱UF Jフィナンシャル・グループは小高い。 <08:21> 寄り前の板状況、USEN―NEXT HLDGが買い優勢 東芝 テックは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 USEN―NEXT HLDG 20% 3,01 3,01 3,01 2,50 0 0 0 6 2 アニコムHD 17% 630 629 630 537 3 佐鳥電機 17% 1,72 1,72 1,72 1,47 0 0 0 0 4 高砂熱学工業 14% 2,26 2,26 2,26 1,99 6 5 6 2 5 東名 10% 2,50 2,49 2,50 2,26 0 9 0 5 6 アドウェイズ 9% 707 706 707 647 7 エノモト 9% 1,95 1,95 1,95 1,80 9 8 9 0 8 住友不動産 7% 3,30 3,30 3,30 3,08 1 0 1 0 9 オプトラン 7% 2,17 2,17 2,17 2,04 9 9 9 1 10 丸全昭和運輸 5% 3,19 3,19 3,19 3,04 5 5 5 0 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 東芝テック -18% 3,11 3,11 3,11 3,81 0 0 0 0 2 アイザワ証券グループ -9% 632 631 632 697 3 若築建設 -9% 2,75 2,75 2,75 3,03 1 0 1 5 4 シップヘルスケアHLDG <336 -6% 2,32 2,32 2,32 2,46 0.T> 6 5 6 5 5 トランザクション -5% 1,50 1,50 1,50 1,57 1 0 1 9 6 セントラル警備保障 -4% 2,37 2,37 2,37 2,47 0 0 0 4 7 荏原実業 -4% 2,75 2,75 2,75 2,86 1 0 1 0 8 アズビル -4% 3,47 3,47 3,47 3,60 3 0 5 0 9 TOKYO BASE -4% 426 425 426 441 10 GMOペイメントゲートウェイ -3% 11,1 11,1 11,1 11,4 05 00 10 80 (
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