[東京 1日 ロイター] - <15:31> 日経平均・日足は「中陽線」、基準線と転換線が「ゴールデンクロ ス」 日経平均・日足は上に短く下にやや長いヒゲを伴う「中陽線」となった。終値は2万 7516円53銭。 5日移動平均線(2万7388円77銭=1日)が緩やかながら上向きに転じ、相場 の底堅さが示された。一目均衡表では、基準線(2万7433円65銭=同)が転換線( 2万7386円87銭=同)を下から上に突き抜け、「ゴールデンクロス」となり、買い シグナルが点灯した。 目先の日経平均は「一目均衡表の『雲』が位置する2万7000円近辺は下値が堅い 」(国内運用会社・ストラテジスト)という。一方、心理的節目の2万7500円近辺で は上値が重く、同水準を明確に上回ることができるかが注目される。 <15:08> 新興株はマザーズが小反落、米金利の上昇基調が重し 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比0.45%安の745.34ポイントと 小幅に反落した。東証グロース市場指数は同0.39%安の952.39ポイントだった 。米金利の上昇基調が重しとなり売りが優勢となったほか、材料不足で手掛けにくさも意 識された。 個別では、Delta-Fly Pharma、マイクロアドが商 いを伴って大幅下落した。monoAI technologyもさえない。 一方、ELEMENTS、triplaは売買代金を伴い上昇。ヘ ッドウォータースはストップ高で取引を終えた。 <13:59> 後場の日経平均は底堅い、アジア株高などが支援 後場に入り、日経平均は底堅く推移している。前引け時点より上げ幅を広げ、前営業 日比約60円高の2万7500円近辺となっている。アジア株が堅調となっているほか、 米株先物が小幅ながらプラス圏に浮上し、支援材料となっている。市場では「堅調な中国 の経済指標が投資家心理の改善につながったようだ」(国内運用会社・ストラテジスト) との声が聞かれる。 セクター別では、鉱業や非鉄金属、鉄鋼などが後場に上げ幅を拡大している。「低P BR(株価純資産倍率)株や配当利回りの高い銘柄が物色されている」(同)という。 個別では、神戸製鋼所が昨年来高値を更新したほか、安川電機が後 場に上げ幅を広げ、3.9%高で推移している。 <11:47> 前場の日経平均は小幅続伸、中国復調への思惑が支え 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比1円35銭高の2万7446円91銭 と、小幅に続伸した。米国の利上げ長期化への懸念が重しになって売り先行で始まったが 、中国経済の復調への思惑が支えとなり、わずかながらプラスに浮上した。 日経平均は前日の米株安を嫌気する形で安く始まり、一時140円安に下げ幅を広げ たが、下値では押し目買いが入って下げ渋った。米国株は小幅安で明確な方向感はみられ ておらず、手掛かりに乏しい中で循環物色の商状となった。 その後、中国で堅調な景気指標が発表されて上海株や香港株が堅調に推移する中、日 経平均はプラスに転じた。業種別では、機械が上げ幅を拡大したほか、電気機器がプラス に転じた。 市場では「米金融政策に対する年明け後の楽観論は後退し、警戒ムードが強まってい る。一方、インバウンドや中国経済の復調への期待が支えになっている」(りそなアセッ トマネジメントの戸田浩司ファンドマネージャー)との声が聞かれた。 中国の国家統計局が発表した2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.6 と1月の50.1から予想以上に上昇し、2012年4月以来の高水準を記録。財新/S &Pグローバルが発表した2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)も51.6と 前月の49.2から上昇し、好不況の分かれ目となる50を7カ月ぶりに上回った。 もっとも、中期的には米経済の影響が大きいとして「先々を考えるとあまり楽観でき ず、どうしても上値は重くなりやすい」(戸田氏)とみられている。 TOPIXは0.1%安の1991.35ポイントで午前の取引を終了した。東証プ ライム市場の売買代金は1兆3917億6600万円だった。東証33業種では、値上が りは鉄鋼や非鉄金属、卸売業など14業種で、値下がりは海運業や医薬品、電気・ガス業 など19業種だった。 個別では、累進配当政策の導入方針を示した味の素が大幅高となったほか、 ファナックや三井物産は堅調だった。一方、株主による売り出しが嫌気 された関西ペイントや、第一三共は軟調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが853銘柄(46%)、値下がりは895 銘柄(48%)、変わらずは85銘柄(4%)だった。 <10:17> 日経平均は軟調、循環物色の側面強く方向感乏しい 日経平均は軟調に推移している。一時約10円安に下げ幅を縮める場面もあったが、 その後、一時140円安へと下げ幅をやや拡大した。 ただ、相場に方向感が出ているとはみられていない。前日の米国市場では株安だった が「小幅安にとどまっており、方向感に乏しく手掛かりになりにくい」(国内証券のスト ラテジスト)という。足元では時間外取引の米株先物は小安く推移し、投資家心理の重し になっている。 セクター別の物色は「前日に売られた業種が買い戻され、買われた業種が売られてお り循環物色の側面が強い」(別の国内証券のストラテジスト)と受け止められている。東 証33業種では、値上がりは鉄鋼や卸売業、非鉄金属など12業種で、値下がりは海運業 や精密機器、医薬品など21業種となっている。 <09:08> 日経平均は反落で寄り付く、米利上げ長期化懸念が重し 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比81円99銭安の2万7363円 57銭と、反落してスタートした。米国市場で利上げ長期化への懸念がくすぶる中、株安 となったことを嫌気する動きが先行した。その後は、やや下げ渋っている。 主力株はトヨタ自動車が小安く、ソニーグループは横ばい。半導体 関連は東京エレクトロンが小高い。指数寄与度の高いファーストリテイリング<9 983.T>が軟調な一方、ソフトバンクグループは小高い。三井物産などの 商社やJFEホールディングスなどの鉄鋼は高い。 <08:24> 寄り前の板状況、カナデンが買い優勢 ラクーンHLDGは売り優 勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 カナデン 23% 1,40 1,39 1,40 1,13 0 9 0 7 2 安永 15% 786 786 786 686 3 ソラスト 10% 749 748 749 678 4 象印マホービン 9% 1,80 1,79 1,80 1,64 0 9 0 6 5 シンプレクス・HLDG <4373. 7% 2,45 2,44 2,45 2,28 T> 0 9 0 1 6 プレステージ・インターナショ 6% 675 674 675 634 ナ 7 澁谷工業 5% 2,50 2,50 2,50 2,39 8 7 8 7 8 モロゾフ 4% 3,58 3,58 3,58 3,43 0 0 0 0 9 イーエムシステムズ 4% 890 890 890 854 10 ベイカレント・コンサルティン 4% 5,57 5,57 5,58 5,35 グ 5 0 0 0 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ラクーンHLDG -13% 951 950 951 1,08 8 2 関西ペイント -10% 1,64 1,64 1,64 1,82 4 3 4 6 3 東邦HLDG -9% 2,01 2,01 2,01 2,20 5 4 5 2 4 アイ・エス・ビー -8% 1,20 1,20 1,20 1,31 6 5 6 2 5 ジャストシステム -5% 3,16 3,16 3,16 3,32 0 0 0 5 6 ビーウィズ -4% 1,48 1,48 1,48 1,55 8 7 8 7 7 IDOM -4% 810 809 810 847 8 JMDC -4% 4,13 4,13 4,13 4,30 0 0 0 5 9 ニフコ -4% 3,45 3,45 3,45 3,59 3 0 5 0 10 住友重機械工業 -4% 3,08 3,08 3,08 3,20 3 0 5 5 (
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