[東京 7日 ロイター] - <15:10> 新興株はマザーズが4日続伸、買い戻し続く 新興株式市場は、マザーズ総合が0.95%高の773.24ポイントと、4日続伸 した。米国市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合が下落したが、「大きな下げで はなく、米金利上昇にも一服感があり、新興株は直近の下落からの買い戻しが続いた」( 国内証券のストラテジスト)との見方が聞かれた。東証グロース市場指数は0.99%高 の987.65ポイントだった。 ENECHANGEが大幅高だったほか、TORICOはストップ 高。ピアズも買われた。一方、monoAI technoloは高値 を更新後、マイナスに転じた。日本電解やスマートドライブは軟調だっ た。 <13:40> 日経平均は伸び悩み、バリュー株の一角は物色継続 後場の日経平均は100円高付近で伸び悩んでいる。短期的な過熱感が意識されるほ か、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言など重要イベントを控えて「警 戒感から利益確定や戻り待ちの売りが上値を抑えている」(国内証券のアナリスト)とい う。 一方、午後に入り、鉄鋼や銀行といった高配当業種が前引け時点から上げ幅を拡大し ており「バリュー株人気は根強い」(別の国内証券のストラテジスト)との声も聞かれる 。 <11:51> 前場の日経平均は3日続伸、バリュー株高や中国景気回復期待で 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比115円56銭高の2万8353円3 4銭と3日続伸した。前日の米ハイテク株安を受けて指数寄与度の高い半導体銘柄が売ら れた一方、バリュー株(割安株)には買いが入り指数を下支えした。中国景気の回復期待 も投資家心理を支援した。 日経平均は前日比35円安と小幅に反落してスタート。ただ、その後はプラス転化し 、一時前日比で160円高となった。もっとも、上値では戻り待ちの売りに押され、前場 引けにかけては徐々に上げ幅を縮め、小動きとなった。 前日の米国市場では米長期金利の上昇を嫌気する形でハイテク株比率の高いナスダッ ク総合が下落し、東京市場でも指数寄与度の高い半導体銘柄が軟調に推移した。 市場では、「バリュー株や高配当株が買われ、きょうの日本株はしっかりと推移して いる」(みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト)との指摘が聞かれた。中国経 済の回復期待も根強く、倉持氏は「鉱業や繊維関連は引き続き強い」との見方を示した。 一方、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言など重要イベントを控え る中で、「きょうは終値で昨年11月24日終値の2万8383円付近をキープできるか が焦点となりそうだ」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。 TOPIXは0.41%高の2044.82ポイントで午前の取引を終了した。一時 2021年11月24日以来の高値に上昇した。東証プライム市場の売買代金は1兆35 89億7700万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業やサービス業、非鉄金属 など31業種で、値下がりは海運業や不動産業の2業種だった。鉱業は年初来高値を更新 した。 個別では、東京エレクトロンは0.9%安、アドバンテストは0. 8%安と軟調に推移した。一方、野球の国・地域別対抗戦ワールド・ベースボール・クラ シック(WBC)の開幕を前にミズノやハブなどは堅調に推移し、それ ぞれ昨年来高値を更新した。 三菱重工業は1.8%安と軟調に推移した。宇宙航空研究開発機構(JAX A)と共同開発している新型ロケット「H3」初号機が発射されたが、その後、第2エン ジンの点火が確認されず、指令破壊信号が送信されたと伝わり、売りが優勢となった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1223銘柄(66%)、値下がりは50 2銘柄(27%)、変わらずは110銘柄(5%)だった。 <10:51> 日経平均はしっかり、一時150円超高 ハイテク株が下げ渋る 日経平均はプラス転化し、前営業日比約110円高の2万8300円台半ばで推移し ている。一時、150円高となる場面もあった。指数寄与度の大きい銘柄の一角が堅調で 相場を押し上げているほか、朝方軟調だったハイテク銘柄の下げ幅が縮小している。 個別では、ファーストリテイリングやソフトバンクグループが引き 続きしっかりとなっている。一方、東京エレクトロンやアドバンテスト は小幅に下げ幅を縮めている。 日経平均は前日までの2営業日で大きく上昇していたため、利益確定売りも出やすく なっているが、「大きく下げる要因もなく下値は堅いとみられ、前場は2万8300円台 で推移していくのではないか」(国内運用会社のストラテジスト)との声が聞かれた。 <09:05> 日経平均は反落で寄り付く、半導体関連株が軟調 東京株式市場で日経平均は、前営業日比35円19銭安の2万8202円59銭と、 反落して寄り付いた。前日の米ハイテク株安を受け、日本市場でも指数寄与度の高い半導 体関連株が軟調に推移し、日経平均の重しとなっている。 個別では、東京エレクトロンやアドバンテストなどが軟調。一方、 ソフトバンクグループやファーストリテイリングは小幅高。主力のトヨ タ自動車は小幅安、ソニーグループは小幅に上昇している。 <08:24> 寄り前の板状況、冨士ダイスが買い優勢 ビーウィズは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 冨士ダイス 19% 929 928 929 779 2 円谷フィールズHLDG 12% 4,743 4,740 4,745 4,245 3 キューブシステム 5% 1,248 1,248 1,248 1,188 4 イーソル 4% 840 839 840 805 5 竹本容器 4% 870 869 870 837 6 フィル・カンパニー 4% 1,148 1,147 1,148 1,107 7 TOKYO BASE 3% 534 533 534 516 8 メンバーズ 3% 1,473 1,472 1,473 1,425 9 太平電業 3% 4,153 4,150 4,155 4,020 10 ハブ 3% 900 899 900 873 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 ビーウィズ -12% 1,456 1,455 1,456 1,649 2 ニッコンHLDG -10% 2,300 2,300 2,300 2,559 3 山九 -9% 4,618 4,615 4,620 5,100 4 マースグループHLDG -8% 2,454 2,454 2,454 2,653 5 船井総研HLDG -7% 2,676 2,675 2,676 2,873 6 アイル -6% 2,216 2,215 2,216 2,353 7 サーバーワークス -6% 2,491 2,490 2,491 2,642 8 ダイワボウHLDG -6% 2,052 2,052 2,052 2,176 9 システムサポート -5% 1,711 1,710 1,711 1,806 10 PALTAC -5% 4,810 4,810 4,810 5,040 (
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