[東京 8日 ロイター] - <15:54> 日経平均・日足は「中陽線」、バンドウォークを継続 日経平均・日足は「中陽線」となった。終値は2万8444円19銭。プラス3シグ マ(2万8527円07銭=8日)と同2シグマ(2万8226円14銭=同)に沿った バンドウォークとなっており、上昇トレンドが意識される。一方、東証プライム市場の騰 落率は124.51%に上昇、過熱感がくすぶる。スローストキャスティクスも買われす ぎゾーンに入っており、引き続き短期調整リスクにも注意が必要となる。 <15:08> 新興株はマザーズが5日続伸、主力株から資金流入も 新興株式市場は、マザーズ総合は0.08%高の773.82ポイントと、小幅に5 日続伸した。市場では「主力銘柄で益出しした個人投資家がマザーズに資金を振り向ける 動きもみられた」(国内証券のアナリスト)との声が聞かれた。東証グロース市場指数は 前営業日比0.13%高の988.97ポイントだった。 個別では、ENECHANGEが堅調だった。Uniposや東京 通信はストップ高。一方、フリーやTORICO、クリングル ファーマは軟調だった。 <13:30> 後場の日経平均は小じっかり、円安が全体を支援 後場の日経平均は小じっかりで、前引け時点に比べ徐々に上げ幅を広げている。ドル /円が137円台後半へとドル高/円安に振れ「相場全体の支えになっている」(国内証 券のアナリスト)という。 きょうは米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の下院での議会証言が予定され ているが、上院での証言後のため「大きなサプライズは想定されていない」(同)という 。一方、経済指標はADP全米雇用報告の発表を控えており「数値が上振れた場合、株価 の重しになる可能性がある」(別の国内証券のストラテジスト)と警戒する声も聞かれる 。 業種別では、陸運業やゴム製品、倉庫・運輸関連業などが前引けから上げ幅を拡大し 、海運業がプラス転換した。 <11:47> 前場の日経平均は4日続伸、円安や中国景気回復期待が支援 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比61円76銭高の2万8370円92 銭と4日続伸した。ドル/円での円安進行や中国景気回復への期待が指数を下支えした。 内需株が買われたほか、ハイテク銘柄もしっかりだった。 日経平均は前日比71円安と小幅に反落してスタートした後はプラスに転じ、一時前 日比で121円高となった。ただ、直近3営業日で800円以上上昇していることから上 値では利益確定や戻り待ちの売りに押され、前引けにかけては徐々に上げ幅を縮めた。 前日の米国市場では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受け金 融引き締めの長期化が改めて意識され主要3指数はそろって大幅下落したが、為替の円安 進行が好感され日本株は底堅さを維持した。 市場では「中国経済の回復期待から、小売りや機械などの関連銘柄が底堅く推移して おり、日経平均を下支えしている」(野村証券の神谷和男投資情報部ストラテジスト)と の声が聞かれた。一方、今週10日の特別清算指数(SQ)算出を控え「動きづらさも意 識される」(神谷氏)という。 TOPIXは0.13%高の2047.56ポイントで午前の取引を終了した。東証 プライム市場の売買代金は1兆3843億7900万円だった。東証33業種では、値上 がりは小売業や不動産業、建設業など18業種で、値下がりは鉱業や非鉄金属、鉄鋼など 15業種だった。小売業や建設業は年初来高値を更新した。 個別では、2月の既存売店上高の増収基調が好感された鳥貴族が1.5%高 となった。中国景気回復期待からコマツや安川電機も底堅く推移。円安 進行で三菱自動車工業などの自動車関連の一角もしっかりだった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1040銘柄(56%)、値下がりは68 8銘柄(37%)、変わらずは107銘柄(5%)だった。 <10:43> 日経平均は上げ幅拡大、内需株しっかり 円安も支え 日経平均は上げ幅を広げ、前営業日比約110円高の2万8400円台前半で推移し ている。ドル/円相場の円安進行が好感されているほか、指数寄与度の高いファーストリ テイリングが上げ幅を拡大し、相場を押し上げている。市場では「ドル/円は昨 日から1円以上円安が進んでいるため、企業の業績回復・改善期待につながり、日本株全 体の下支えになっているのではないか」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた 。 物色動向としては内需セクターがしっかりとなっている。中国景気の回復基調や、遅 れている国内企業の挽回生産などを背景に内需株への買いが広がっており、「日本株は底 堅さをみせている」(同)という。 個別では、松屋、J.フロント リテイリングがそれぞれ3%超高 で推移しているほか、マツキヨココカラ&カンパニーも堅調。 一方、ソフトバンクグループやリクルートホールディングスはそれ ぞれ1%超安で推移している。 <09:14> 日経平均は反落で寄り付く、米株安で売り優勢 輸出株は底堅い 東京株式市場で日経平均は、前営業日比71円95銭安の2万8237円21銭と、 反落して寄り付いた。前日の米株安の流れを引き継ぎ、売りが先行した。指数寄与度の大 きい銘柄の一角が軟調なほか主力株も値下がりしている一方、為替の円安進行を背景に自 動車など輸出株は底堅い。指数は寄り後に下げ幅を縮め、足元では小幅高となっている。 個別では、指数寄与度の高いソフトバンクグループが軟調。東京エレクトロ ン、ファーストリテイリングは小幅高となっている。円安が好感され、 三菱自動車工業やSUBARUは底堅く推移している。 <08:24> 寄り前の板状況、冨士ダイスが買い優勢 TSテックは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 冨士ダイス 13% 1,050 1,049 1,050 929 2 ブイキューブ 9% 625 624 625 572 3 JK HLDG 9% 1,250 1,250 1,250 1,148 4 テンポイノベーション 7% 1,350 1,349 1,350 1,263 5 アドソル日進 6% 1,659 1,658 1,659 1,565 6 上組 6% 2,937 2,936 2,937 2,775 7 キューブシステム 5% 1,248 1,247 1,248 1,193 8 エノモト 4% 1,897 1,897 1,897 1,823 9 マーケットエンタープライズ 4% 1,256 1,255 1,256 1,210 10 アイ・アールジャパンHLDG <6035.T 3% 2,450 2,449 2,450 2,377 > 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 テイ・エス テック -8% 1,571 1,570 1,571 1,715 2 日本農薬 -7% 666 665 666 716 3 コニカミノルタ -6% 565 564 565 598 4 メドレー -6% 4,120 4,120 4,120 4,360 5 安永 -5% 1,200 1,199 1,200 1,269 6 リニカル -5% 700 700 700 737 7 ヤマエグループHLDG -5% 1,805 1,805 1,805 1,895 8 きんでん -4% 1,505 1,505 1,505 1,575 9 四電工 -4% 1,911 1,910 1,911 1,998 10 前田工繊 -4% 3,200 3,200 3,200 3,345 (
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