[東京 15日 ロイター] - <10:23> 日経平均は一時マイナス、金融株の反発は支えでも警戒感くすぶる 日経平均は上げ幅を縮小し、小幅なマイナスに一時転じた。寄り付き後に200円超 高に上昇した後、徐々に水準を切り下げた。 前日まで3日続落していた銀行株や保険株といった金融株の反発が相場を支えている 。市場では「いったんは落ち着いたようだが、戻りは迫力を欠いている」(国内証券のス トラテジスト)との声が出ている。 業種別の銀行業は、前日までの3日間で約16%下落したが、きょうの反 発は前日比3%超の上昇にとどまり「米銀破綻の影響への警戒感は、まだくすぶっている 」(別の国内証券のストラテジスト)との受け止めが聞かれる。 一方、ファーストリテイリングやソフトバンクグループの下落が指 数の重しになっている。2銘柄で約50円、指数を押し下げている。東証33業種では、 値上がりは保険業や銀行業、鉄鋼など30業種で、値下がりは陸運業やゴム製品、鉱業の 3業種となっている。 <09:05> 日経平均は反発で寄り付く、米銀破綻影響への過度な懸念が緩和 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比199円62銭高の2万7421 円66銭と、反発してスタートした。米国市場でシリコンバレー銀行などの経営破綻によ る金融システム懸念が緩和したほか、米消費者物価指数(CPI)の発表を経てインフレ への過度な警戒感が和らぎ株高となったことを好感する動きが先行した。 金融株を買い戻す動きが広がっており、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306. T>は買い気配、第一生命ホールディングスは堅調となっている。 主力株はトヨタ自動車やソニーグループが小高い。半導体関連は東 京エレクトロンが堅調。指数寄与度の高いファーストリテイリングは小 安い一方、ソフトバンクグループは小高い。リクルートHLDGは横ば いとなっている。 <08:32> 寄り前の板状況、アルトナーが買い優勢 ヤーマンは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 アルトナー 29% 1,340 1,340 1,340 1,040 2 トモニHLDG 20% 416 415 416 347 3 武蔵野銀行 15% 2,566 2,566 2,566 2,233 4 あいちFG 15% 2,465 2,465 2,465 2,146 5 バンドー化学 15% 1,150 1,149 1,150 1,002 6 富山第一銀行 13% 649 648 649 574 7 名古屋銀行 12% 3,513 3,510 3,515 3,130 8 宮崎銀行 12% 2,700 2,699 2,700 2,407 9 東京きらぼしFG 12% 2,854 2,853 2,854 2,559 10 岩手銀行 11% 2,450 2,449 2,450 2,198 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 ヤーマン -22% 1,067 1,067 1,067 1,367 2 博報堂DY HLDG -20% 1,184 1,183 1,184 1,483 3 トランス・コスモス -9% 2,901 2,900 2,901 3,195 4 ブラス -7% 1,076 1,075 1,076 1,161 5 三櫻工業 -7% 600 599 600 644 6 トビラシステムズ -5% 931 930 931 979 7 ニッコンHLDG -4% 2,400 2,400 2,400 2,501 8 NISSHA -4% 1,642 1,641 1,642 1,707 9 鎌倉新書 -4% 1,046 1,046 1,046 1,087 10 鈴木 -4% 959 958 959 996 (
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