[東京 16日 ロイター] - <15:55> 日経平均・日足は「中陽線」、Sストキャスティクスはゴールデン クロス 日経平均・日足は「中陽線」となった。終値は2万7010円61銭。ローソク足は 下ヒゲが長めで、下値での買い意欲が示された。スローストキャスティクスは売られすぎ ゾーンでゴールデンクロスしており、短期的に反発する可能性が示唆される。一方、20 0日移動平均線(2万7358円07銭=16日)を下回った状態が続き、弱地合いが意 識されやすい。同線を早期に回復できるかが目先の焦点。 <15:40> 新興株はマザーズが反落、金融システム懸念でリスク回避 新興株式市場は、マザーズ総合は0.77%安の736.65ポイントと、反落した 。欧州銀の経営不安から金融システム懸念が再燃し、投資家のリスク回避姿勢が強まった 。東証グロース市場指数は前営業日比0.77%安の941.51ポイントだった。 FHT HLDGが大幅安、テクノロジーズはストップ安だった。 INTLOOPは一時ストップ安。一方、インフォネット、スマレジ<4 431.T>はストップ高。見通しの引き上げやプライム市場への区分変更の申請を発表したA NYCOLORはストップ高配分。 <13:40> 日経平均は下げ渋り、金融システム懸念ひとまず緩和 後場の日経平均は下げ渋っている。前引け時点より安く始まったが、その後は徐々に 下げ幅を縮小している。 市場では「クレディ・スイスを巡る懸念はひとまず緩和しており、追加の報道がなけ れば大きな値動きはなさそうだ」(国内証券のアナリスト)との声が聞かれる。時間外取 引の米株先物が小じっかりとなっており、投資家心理を支えている。 業種別では、前引け時点から保険や銀行、鉄鋼、輸送用機器がやや下げ幅を縮小して いる一方、不動産業、陸運、その他製品は下げ幅を広げている。 <11:46> 前場の日経平均は反落、2万7000円割れ 金融システム不安再燃 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比255円09銭安の2万6974円3 9銭と、反落した。欧米での金融システム不安が再燃したことで投資家心理が悪化しリス ク回避の売りが広がり、銀行や保険などの金融セクターを中心に幅広い銘柄が値下がりし た。日経平均は1月23日以来の節目の2万7000円割れとなった。 日経平均は前営業日比432円安でスタートした後も下げ幅を拡大し、一時前日比5 96円安の2万6632円92銭まで下落した。経営不振が懸念されるスイスの金融大手 クレディ・スイスの株価が前日急落し再び金融システム不安が高まったことで、 投資家がリスク回避姿勢を強めた。 ただ、前場の序盤にクレディ・スイスがスイス国立銀行(中央銀行)から最大500 億スイスフラン(約7兆円)を借り入れる措置について発表すると、日経平均は急速に下 げ幅を縮小し2万7000円を回復する場面もあった。 SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「スイス中銀によるクレディ・スイスへ の流動性供給のニュースが投資家心理の悪化に歯止めをかけた。市場はいったんは小康状 態を取り戻すのではないか」とみている。ただ、根本的な解決への道が見えていないこと から、投資家心理は揺れやすい状況が続くいう。 TOPIXは1.29%安の1934.79ポイントで午前の取引を終了した。東証 プライム市場の売買代金は1兆9614億0300万円だった。東証33業種では、値下 がりが鉄鋼や保険業、銀行業など32業種で、値上がりが情報・通信業のみだった。 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループが3.3%安、みずほフィ ナンシャルグループが3.4%安、三井住友フィナンシャルグループが 3.8%安となるなど、銀行株が軒並み売られた。保険株も軟調で、第一生命ホールディ ングスは6.8%安と大幅安。 一方、東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体銘柄は底堅 かった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが174銘柄(9%)、値下がりは1638 銘柄(89%)、変わらずは25銘柄(1%)だった。 <10:46> 日経平均は下げ幅縮小、クレディ・スイスが中銀から最大500億フ ラン借り入れ 日経平均は下げ幅を縮小し、前日比280円安の2万6900円台半ばで推移してい る。経営不振が懸念されるスイスの金融大手クレディ・スイスが、スイス国立銀行(中央 銀行)から最大500億スイスフラン(約7兆円)を借り入れる措置について発表したこ とを受け、米株先物が上げ幅を拡大し、「投資家の不安感が幾分か和らぎ、日経平均も下 げ幅を縮小している」(国内証券会社のストラテジスト)との指摘が聞かれた。 クレディ・スイスは16日、スイス国立銀行(中央銀行)から最大500億スイスフ ランを借り入れる選択肢を行使することで、流動性を強化するための「断固とした措置」 を取ると発表した。 個別では、東京エレクトロンがプラス転換し、2%高と堅調に推移。アドバ ンテストも1.7%高としっかり。指数寄与度の高いファーストリテイリング<9 983.T>は下げ幅を縮小している。業種別では情報・通信業がプラス転化した。 <09:14> 日経平均は大幅反落で寄り付く、2万7000円割れ 金融株軟調 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比432円81銭安の2万6796 円67銭と、大幅に反落してスタートした。寄り付き後も下げ幅を拡大して500円超安 となり、1月20日以来の低水準で推移している。米シリコンバレー銀行などの経営破綻 による金融システム懸念が欧州にも飛び火したことから、銀行や保険などの金融セクター で売りが先行している。指数寄与度の高い銘柄群も総じて軟調。 個別では、東京きらぼしフィナンシャルグループや第一生命ホールディング スなどが大幅安となっている。指数寄与度の高いファーストリテイリング<9983. T>が1.6%安、ソフトバンクグループが3.4%安と軟調。主力のトヨタ自動 車も2.3%安とさえない。 <08:25> 寄り前の板状況、キャリアリンクが買い優勢 ヤーマンは売り優 勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 キャリアリンク 23% 2,632 2,632 2,632 2,132 2 TOKYO BASE 17% 558 558 558 478 3 ソーダニッカ 8% 925 924 925 859 4 朝日工業社 4% 2,188 2,187 2,188 2,096 5 東京楽天地 4% 4,303 4,300 4,305 4,140 6 トランコム 4% 7,205 7,200 7,210 6,960 7 エレコム 3% 1,320 1,319 1,320 1,275 8 サンネクスタグループ 3% 999 998 999 965 9 矢作建設工業 3% 870 869 870 841 10 立川ブラインド工業 3% 1,328 1,328 1,328 1,285 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 ヤーマン -25% 801 800 801 1,067 2 ダイワボウHLDG -23% 1,635 1,635 1,635 2,134 3 ゆうちょ銀行 -23% 901 900 901 1,172 4 武蔵野銀行 -22% 1,806 1,806 1,806 2,306 5 トリケミカル研究所 -21% 1,930 1,929 1,930 2,429 6 ニッコンHLDG -20% 2,000 2,000 2,000 2,500 7 パーソルHLDG -19% 2,093 2,093 2,093 2,593 8 東京きらぼしFG -19% 2,101 2,100 2,101 2,600 9 富士ソフト -19% 6,415 6,410 6,420 7,910 10 合同製鐵 -19% 3,018 3,015 3,020 3,715 (
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