[東京 17日 ロイター] - <15:10> 新興株はマザーズが大幅反発、米ハイテク株高で投資家心理が改善 新興株式市場は、マザーズ総合は3.52%高の762.59ポイントと、大幅に反 発した。米国市場でハイテク株比率の高いナスダック総合が上昇し、投資家心理が改善し た。東証グロース市場指数は前営業日比3.66%高の975.95ポイントだった。 フリーが大幅高となり相場をけん引。Macbee Planet<7095.T やヘッドウォータースはストップ高だった。一方、ビジョナルは売買代 金トップで大幅安。サイフューズ、エーアイは軟調だった。 <13:41> 日経平均は後場一段高、半導体関連の一角が上げ拡大 後場の日経平均は前引け時点に比べて上げ幅を拡大し、約320円高の2万7300 円台前半で推移している。指数寄与度の大きい半導体株の一角が上げ幅を拡大しているほ か、銀行株の一角はプラス転換している。 一方、市場では「ひとまずは落ち着いた状況を取り戻したものの、週末や米連邦公開 市場委員会(FOMC)を控え、積極的に買う局面でもない」(国内証券のストラテジス ト)との声も聞かれる。 個別では、指数寄与度の高い東京エレクトロンが上げ幅を拡大し、指数を押 し上げている。三菱UFJフィナンシャル・グループはプラス転換したほか、み ずほフィナンシャルグループも上げ幅を拡大し1.4%高で推移している。 業種別では、非鉄金属や輸送用機器、保険業などがプラス転換した。 <11:55> 前場の日経平均は反発、欧米金融システム不安が緩和 半導体底堅 い 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比183円9銭高の2万7193円70 銭と、反発した。欧米での金融システム不安がいったん落ち着きをみせたことで、投資家 心理が改善し、前日まで売られていた金融株に買い戻しが入る場面があった。前日の米ハ イテク株高を受けて半導体関連銘柄も底堅く推移した。ただ、買い一巡後は戻り待ちの売 りに押され、伸び悩む展開が続いた。 日経平均は前営業日比221円高でスタートした。買いが一巡した後は戻り待ちの売 りに上値を抑えられたほか、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、積極的な 買いは手控えられた。前引けにかけては、朝方に買われていた銀行業が小幅安に転じた。 前日の米市場では、ハイテク株比率の高いナスダック総合やフィラデルフィ ア半導体株指数(SOX)が大幅上昇したため、半導体や電子部品などハイテク関連銘柄 は底堅く推移した。 野村証券の小高貴久シニア・ストラテジストは金融株について「金融システム不安が 起こるまでは、銀行株は金利上昇で買われていた側面がある。長期金利が下がっている中 では積極的に買う理由もない」との見方を示した。一方、足元では、中国人観光客の本格 回復が期待できるインバウンド(訪日客)関連銘柄が選好されやすいという。 目先の日経平均については「昨日、200日移動平均線(2万7361円01銭=現 在)を下回っていたので、同水準近辺では戻り待ちの売りが出やすい」(国内証券のスト ラテジスト)との声が聞かれた。 TOPIXは0.74%高の1951.39ポイントで午前の取引を終了した。東証 プライム市場の売買代金は1兆5006億2400万円だった。東証33業種では、値上 がりが精密機器や陸運業、医薬品など24業種で、値下がりが鉄鋼や石油・石炭製品、非 鉄金属など9業種だった。 個別では、東京エレクトロンが1.1%高、アドバンテストが2. 1%と底堅く推移した。前日売られていたみずほフィナンシャルグループは0. 8%高、第一生命ホールディングスは1.3%高となった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1285銘柄(69%)、値下がりは47 2銘柄(25%)、変わらずは78銘柄(4%)だった。 <10:57> 日経平均は伸び悩み、金融株が上げ幅縮小 日経平均は伸び悩む展開が続いており、足元は前日比約170円高の2万7100円 台後半で推移している。朝方買い戻されていた金融株が上げ幅を縮小しているほか、一部 の保険株がマイナス転換している。市場では「欧米の金融不安がいったん落ち着いたこと で東京市場も小康状態となっているものの、安心して買いに行けるほどの環境ではない」 (国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。 一方、業種別では精密機器、陸運業、医薬品などが上げ幅を広げており、「ディフェ ンシブ銘柄への物色がみられる」(別の国内証券・ストラテジスト)という。 個別では、寄り付きで買われていた東京海上ホールディングスがマイナス圏 に沈んだ。指数寄与度の高いファーストリテイリングは上げ幅を縮小している。 東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連株は引き続き底堅い 。 <09:05> 日経平均は反発で寄り付く、欧米の金融不安緩和で 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比221円62銭高の2万7232 円23銭と、反発してスタートした。欧米の金融不安がいったん和らぎ、前日の米市場で 主要3指数が上昇したことを受け、日本株市場でも買いが先行している。ここ数日で大幅 下落した銀行株が買い戻されているほか、半導体関連などハイテク銘柄もしっかりとなっ ている。東証33業種では、全業種が値上がりとなっている。 個別では、指数寄与度の大きいファーストリテイリングが1%高、ソフトバ ンクグループが0.2%高で推移。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306. T>、みずほフィナンシャルグループはそれぞれ1%超高としっかりとなっている 。東京エレクトロンは1.1%高、アドバンテストは2.1%高で推移 している。 <08:20> 寄り前の板状況、未来工業は買い優勢 円谷フィールズHDは売り 優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 未来工業 24% 1,91 1,91 1,91 1,54 7 7 7 2 2 トモニHLDG 20% 414 413 414 346 3 トルク 14% 245 244 245 215 4 サンリオ 13% 4,74 4,74 4,74 4,18 0 0 0 5 5 大和冷機工業 13% 1,30 1,29 1,30 1,15 0 9 0 0 6 山陽特殊製鋼 12% 2,72 2,72 2,72 2,43 8 8 8 6 7 宮崎銀行 11% 2,66 2,66 2,66 2,39 6 6 6 3 8 日本シイエムケイ 11% 497 496 497 447 9 ジェイエイシーリクルートメン 11% 2,71 2,71 2,71 2,44 ト 0 0 0 5 10 大垣共立銀行 11% 2,00 1,99 2,00 1,80 0 9 0 5 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 円谷フィールズHLDG <2767. -50% 1,92 1,92 1,92 3,83 T> 8 8 8 5 2 サンゲツ -22% 1,77 1,77 1,77 2,27 9 8 9 8 3 大成建設 -16% 3,73 3,73 3,73 4,43 0 0 0 0 4 九電工 -9% 3,01 3,01 3,02 3,33 8 5 0 0 5 三櫻工業 -9% 581 580 581 638 6 東名 -9% 2,27 2,27 2,27 2,49 6 6 6 9 7 エニグモ -9% 545 544 545 596 8 キッセイ薬品工業 -6% 2,45 2,45 2,45 2,59 1 0 1 7 9 モロゾフ -5% 3,30 3,30 3,30 3,48 5 5 5 5 10 EIZO -5% 3,60 3,60 3,60 3,79 3 0 5 5 (
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