[東京 27日 ロイター] - <15:13> 新興株はマザーズが小反落、カバーの初値は公開価格の2.3倍 新興株式市場は、マザーズ総合は0.46%安の751.30ポイントと、小反落し た。市場では「新規株式公開(IPO)ラッシュが続く中、換金売りが重しになったよう だ」(国内証券のアナリスト)との声が聞かれた。東証グロース市場指数は前営業日比0 .54%安の970.05ポイントだった。 新規上場のカバーの初値は公開価格の2.3倍の1750円だったが、終値 は1400円となり初値を下回った。 スマートドライブ、インフォネットは軟調、セルシードは ストップ安だった。一方、VALUENEXやアイビスはストップ高。 ティアンドエスはしっかりだった。 <13:45> 日経平均は後場一段高、米株先物小じっかり 25日線が抵抗線に 日経平均は後場に入って一段高となっている。米株先物が小じっかりと推移し、投資 家心理を支えている。一時150円超高の2万7543円48銭に上昇した。 一方、2万7600円付近を通る25日移動平均線がレジスタンスに意識され「接近 すると利益確定や戻り待ちの売りが上値を抑えやすい」(国内証券のストラテジスト)と いう。 ファーストリテイリングやソフトバンクグループ、アドバンテスト といった指数寄与度の高い銘柄が、前引け時点に比べて上げ幅を拡大、あるいは 下げ幅を縮小し、指数を押し上げている。 業種別では、海運業や機械、保険業などが上げ幅を拡大し、銀行は下げ幅を縮小して いる。一方、不動産は上げ幅を縮め、電気・ガスはマイナスとなっている。 <11:40> 前場の日経平均は反発、金融不安緩和で 半導体関連株は堅調 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比85円92銭高の2万7471円17 銭と、反発した。欧米の金融不安への警戒が和らぎ、前週末の米国市場で主要3指数が上 昇した流れを引き継いだ。一方、米半導体株安を受け、東京市場でも指数寄与度の大きい 半導体関連銘柄は朝方から軟調に推移した。 日経平均は97円高でスタートしたものの、その後すぐにマイナス圏に沈んだ。前日 の終値を挟みもみ合う展開が続いたが、再びプラス圏に切り返し、前引けにかけては一時 100円超高となった。 前週末の米国市場では、米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言を受け、銀行セク ターの流動性危機を巡る懸念が和らいだことで、主要3指数が上昇して終了した。一方、 主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落して取 引を終えたことから、東京市場でも、指数寄与度の大きい半導体関連株が朝方から軟調だ った。 東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは「金融不安はく すぶっているものの、3月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値などは強い数字が出 た。市場は、今回の信用不安による景気悪化は避けられるとの見方を織り込み始めている のではないか」と指摘。日本株はここから持ち直していくとみており、「きょうもプラス 圏で引けるだろう」との見方を示した。 一方、週後半にはバーFRB副議長の議会証言が予定されていることから、「週末に かけては、再び金融不安が浮上する可能性もありそうだ」(国内証券のストラテジスト) との声も聞かれた。 TOPIXは0.41%高の1963.26ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆1260億5700万円だった。東証33業種では、陸運業や 不動産業、卸売業など27業種が値上がり。銀行業や鉱業、電気機器など6業種は値下が りした。 個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロンが2.2%安と、朝方か ら軟調に推移した。業績の下方修正が嫌気されたマーベラスは1.9%安だった 。ファーストリテイリングや主力のトヨタ自動車は小じっかりだった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1305銘柄(71%)、値下がりが46 1銘柄(25%)、変わらずが69銘柄(3%)だった。 <10:20> 日経平均は一進一退、半導体関連や金融株が軟調 日経平均は一進一退の値動きを続けている。寄り付きから徐々に上げ幅を縮め、一時 はマイナス圏に沈んだものの、現在は、前営業日比約57円高の2万7400円台前半で 推移している。指数寄与度の大きい半導体銘柄や、銀行や保険などの金融セクターが軟調 で、指数の重しとなっている。 市場では「金融不安が依然としてくすぶっていることや、新規の材料難から、目先の 日経平均の上値は重そうだ」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれる。 個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロンが2%超安と軟調。三井住 友フィナンシャルグループは1.2%安で推移している。 <09:05> 日経平均は反発で寄り付く、金融不安緩和で 半導体関連株は軟調 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比97円14銭高の2万7482円 39銭と、反発してスタートした。前週末の米国市場は金融不安への警戒感が和らぎ、主 要3指数がそろって上昇して取引を終えており、日本株も買いが先行した。一方、指数寄 与度の大きい半導体関連銘柄が軟調で指数の重しとなっている。 個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロンやアドバンテスト がそれぞれ軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループは小安い。主力のトヨタ 自動車は小じっかり。 <08:23> 寄り前の板状況、CARTA HDは買い優勢 日産車体が売り優 勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 CARTA HLDG 20% 1,687 1,687 1,687 1,401 2 ニフコ 20% 4,265 4,265 4,265 3,565 3 富士ソフト 20% 9,150 9,150 9,150 7,650 4 東洋建設 17% 1,052 1,052 1,052 902 5 オプティム 17% 1,053 1,053 1,053 903 6 コスモエネルギーHLDG 16% 4,450 4,450 4,450 3,850 7 JPMC 14% 1,192 1,192 1,192 1,049 8 クレスコ 13% 1,934 1,934 1,934 1,713 9 サトーHLDG 12% 2,505 2,505 2,505 2,228 10 レスターHLDG 12% 2,400 2,400 2,400 2,137 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 日産車体 -18% 682 682 682 832 2 フジテック -16% 2,500 2,499 2,500 2,966 3 PALTAC -8% 4,415 4,415 4,415 4,790 4 東洋埠頭 -8% 1,256 1,256 1,256 1,358 5 ニッコンHLDG -7% 2,263 2,263 2,263 2,446 6 セイノーHLDG -7% 1,321 1,320 1,321 1,414 7 パーソルHLDG -6% 2,440 2,440 2,440 2,605 8 デジタルHLDG -5% 1,081 1,080 1,081 1,133 9 ユニプレス -5% 831 830 831 870 10 シップヘルスケアHLDG -5% 2,300 2,300 2,300 2,409 (
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