[東京 28日 ロイター] - <15:34> 日経平均・日足は「小陰線」、一目均衡表の雲との上方乖離を維持 日経平均・日足は上に短く、下にやや長いヒゲを伴う「下影陰線」の形状に近い「小 陰線」となった。買い手の心理としては失望感を示唆している。終値は2万7518円2 5銭。 一目均衡表ではローソク足が「雲」の上方乖離をキープ。乖離幅も小幅に拡大してお り、地合いとしては底堅さも確認される。一方、ローソク足は25日移動平均線(2万7 598円98銭=28日)に上値を抑えられる格好となり、引き続き25日線が上値抵抗 ラインとして意識されている。目先は同水準を明確に上抜けられるかが焦点となりそうだ 。 <15:09> 新興株はマザーズが続落、IPOラッシュにらんだ換金売りで 新興株式市場は、マザーズ総合が1.42%安の740.62ポイントとなり、続落 した。東証グロース市場指数は1.69%安の953.66ポイントだった。市場では「 個人投資家を中心に新規株式公開(IPO)ラッシュをにらんだ換金売りが出て、指数の 重しとなった」(外国証券・アナリスト)との声が聞かれた。 きょうグロース市場に新規上場したアクシスコンサルティングは公開価格を 55.38%上回る3030円で初値を付け、一時3580円まで上昇。2754円で取 引を終えた。 新規上場したモンスターラボホールディングスは公開価格を45.83%上 回る1050円で初値を付けた。その後1077円まで買われ、1075円で取引を終了 。 同じく新規上場のArentは公開価格を25.13%上回る1802円で 初値を付けた。一時、1939円まで上昇し、1483円で終了した。 個別では、ペットゴーが16.9%高と堅調に推移。シルバーエッグ・テク ノロジーはストップ高で終えたほか、ルーデン・ホールディングスも買 われた。 一方、セルシードがストップ安で取引を終えたほか、note、p luszeroは軟調だった。 <13:25> 日経平均はマイナス圏に沈む、円高基調が重荷 日経平均は後場に入ってマイナス圏に沈んだ。為替の円高基調が重しとなり、前日比 約18円安の2万7400円台半ばで推移している。 市場では、「為替の円高進行に加え、米長期金利上昇による高PER(株価収益率) 銘柄への売りが、相場の押し下げ要因となっている」(国内シンクタンクのストラテジス ト)との声が聞かれた。 個別では、指数寄与度の大きいソフトバンクグループが下げ幅を拡大してい る。三菱自動車工業などの自動車株の一角は上げ幅を縮小している。 業種別では、後場に入り、銀行業や保険業が上げ幅を縮小しているほか、不動産業や 繊維業などがマイナス転換した。 <11:40> 前場の日経平均は小幅続伸、金融不安への過度な警戒和らぐ 金融 株が堅調 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比20円58銭高の2万7497円45 銭と、小幅に続伸した。欧米の金融不安への過度な警戒が和らいだことで、金融株が買わ れた。一方、米ハイテク株安を受け、東京市場でも指数寄与度の大きい半導体関連銘柄が 朝方から軟調に推移した。 日経平均は96円高でスタート。その後も上げ幅を拡大し、一時、前日比約126円 高の2万7603円まで上昇した。ただ、その後は伸び悩む展開が続き、前引けにかけて はドル/円相場で円高が進行したことから、日経平均は一時、マイナス圏に沈む場面もみ られた。 前日の米国市場では、米地銀ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズによるシリ コンバレー銀行(SVB)の買収が決まり、投資家の不安心理が和らいだことで、銀行株 が買われた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合や、主力半導体株で構成するフ ィラデルフィア半導体株指数(SOX)は下落。東京市場でも、足元で売られていた銀行 や保険などの金融株には買い戻しの動きがみられた一方、指数寄与度の大きい銘柄が軟調 で指数の重しとなった。 ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「寄り付き時点に比べ、 ドル/円相場で円高が進行していることが重しとなっている」と指摘。3月期末の配当取 りを狙った買いがおおむね一巡したことから、為替の円高進行が続く場合は「後場にかけ てもやや軟調な展開が想定される」(井出氏)との見方を示した。 欧米の金融システム不安への警戒感が後退する中で、「週末にかけて、金融不安が再 度高まるようなことがなければ日本株は意外高が生じる可能性もあるのではないか」(国 内証券のストラテジスト)との声も聞かれた。 TOPIXは0.30%高の1967.76ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆1254億7300万円だった。東証33業種では、鉱業や銀 行業、保険業など22業種が値上がり。サービス業や精密機器、陸運業など11業種は値 下がりした。 個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロンやアドバンテスト などの半導体関連銘柄が軟調。一方、みずほフィナンシャルグループは3.3% 高、三井住友フィナンシャルグループは3%高と、大手行が軒並み堅調に推移し た。第一生命ホールディングスは2.6%高だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが747銘柄(40%)、値下がりが100 1銘柄(54%)、変わらずが88銘柄(4%)だった。 <10:20> 日経平均は伸び悩み、半導体関連銘柄が軟調 米ハイテク株安で 日経平均はを伸び悩む展開が続いている。現在は、前営業日比約32円高の2万75 00円台前半で推移している。米ハイテク株安を受け、指数寄与度の大きい半導体銘柄が 軟調で、指数の重しとなっている。一方、金融システム不安への過度な警戒感が後退した ことで、足元で売られていた金融株は買い戻されている。 市場では「目先の上値は重いとみられるが、きょうは25日移動平均線(2万760 2円=28日)を再度上回ることができるかに注目が集まる」(国内証券のストラテジス ト)との声が聞かれる。 個別では、東京エレクトロンやアドバンテストが軟調。みずほフィ ナンシャルグループやりそなホールディングス、第一生命ホールディン グスがそれぞれ3ー4%超高で推移している。 業種別では、サービス業や電気機器などがマイナス転換した。 <09:05> 日経平均は続伸で寄り付く、金融不安が緩和 銀行株に買い直し 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比96円95銭高の2万7573円 82銭と、続伸してスタートした。 前日の海外市場では経営破綻したシリコンバレー銀行(SVB)の引受先が決まり、 過度な金融システム不安が緩和する中、米ダウなどが上昇しており、三菱UFJフィナン シャル・グループなどの金融株に見直し買いが入った。原油先物が高く鉱業も堅 調。ドル/円の円安は自動車など輸出関連株の支えになっている。 一方、米金利が上昇する中、米ハイテク株安となっており、東京エレクトロン<8035. T>など半導体関連株は総じて軟調となっている。 日経平均は、120円超高に上値を伸ばした後は伸び悩んでいる。 <08:22> 寄り前の板状況、NIPPON EXPRESSが買い優勢 文化 シヤッターは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 NIPPON EXPRESS 19% 9,25 9,25 9,25 7,75 0 0 0 0 2 七十七銀行 19% 2,50 2,49 2,50 2,09 0 9 0 8 3 岡三証券グループ 17% 561 561 561 481 4 シナネンHLDG 14% 3,59 3,59 3,59 3,14 0 0 0 5 5 日本管財 8% 2,79 2,79 2,79 2,58 9 8 9 4 6 高砂熱学工業 8% 2,20 2,19 2,20 2,03 0 9 0 5 7 岩手銀行 7% 2,29 2,29 2,29 2,15 9 9 9 2 8 東洋建設 6% 999 998 999 940 9 東亞合成 6% 1,27 1,27 1,27 1,19 0 0 0 7 10 ダイセキ 6% 4,17 4,17 4,17 3,95 0 0 0 0 売り優勢 銘柄名 騰 MID気 買気 売気 終値 落 配 配 配 率 1 文化シヤッター -8% 1,001 1,000 1,001 1,093 2 ザ・パック -7% 2,775 2,770 2,780 2,977 3 北越コーポレーション <38 -6% 806 805 806 858 65.T> 4 東芝テック -4% 3,600 3,600 3,600 3,755 5 エアトリ -4% 2,522 2,521 2,522 2,628 6 シークス -4% 1,297 1,297 1,297 1,350 7 Sun Asterisk -4% 1,102 1,101 1,102 1,146 8 オービックビジネスコンサ -4% 4,753 4,750 4,755 4,930 ルタン 9 ハードオフコーポレーショ -4% 1,251 1,250 1,251 1,297 ン 10 ギークス -4% 1,088 1,088 1,088 1,128 (
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