[東京 6日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比112円92銭高の2万0957円37銭となり、反発した。前日の米国株高を安心材料に朝方から買いが先行したが、節目の2万1000円に近づいたところでは利益確定売りなどが上値を抑えた。
TOPIXは0.47%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1244億円だった。業種別では、海運、鉄鋼、化学工業、精密機器などが値上がり率上位にランクイン。半面、その他製品、電気・ガス、パルプ・紙などが軟調だった。
午前11時過ぎに始まったトランプ米大統領の一般教書演説に対する反応は限定的で、市場からは「静かな相場。決算内容をみて個別銘柄が物色されている」(東洋証券のストラテジスト、檜和田浩昭氏)との声が出ていた。
東証1部の騰落数は、値上がり1225銘柄に対し、値下がり800銘柄、変わらずが101銘柄だった。