March 4, 2020 / 3:30 AM / a month ago

前場の日経平均は反発、安寄り後に切り返すが上値には慎重

 3月4日、前場の東京株式市場で日経平均は前営業日比74円26銭高の2万1156円99銭となり、反発した。写真は2018年10月、東京証券取引所で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 4日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比74円26銭高の2万1156円99銭となり、反発した。前日の米国株式市場は下落したものの、日本株は先行して下げていたため安寄りした後は切り返しに転じた。ただ、上値に対して依然として慎重な状態が続いており、プラスに転じた後は伸び悩んだ。

海外時間に米連邦準備理事会(FRB)が50ベーシスポイント(bp)の緊急利下げを実施。3月半ばの連邦公開市場委員会(FOMC)を待たずに行われたことで、新型ウイルスに対するFRBの懸念を浮き彫りにした形となり、3日の米国株式市場は、ダウが2.94%安、ナスダック総合が2.99%安、S&P500種が2.81%安と軒並み下落した。

米債券市場では10年債利回りが1%を下回り、過去最低を更新。一方、外為市場でドル/円は一時107円を割り込むなど円高が進んだことが嫌気され、朝方は輸出関連株を中心に売りが先行した。

その後は、米大統領選の民主党候補者争いで中道派のバイデン氏が一部の州で勝利の見込みと伝わったことで、市場に安心感が生じて日経平均はプラスに転換。ただ、上値を積極的に追う動きはみられず、前場中盤からは2万1100円台でもみあいとなっている。

市場では「日経平均は今のところ3日の米国株安に連れ安する展開にはなっていない。日銀のETF買い入れ期待に加え、前回の1002億円よりも多く買い入れるのではないかという思惑も下支えとなっている」(三井住友DSアセットマネジメント・シニアストラテジストの市川雅浩氏)との声が聞かれた。 TOPIXは0.11%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆2084億9200万円となった。東証33業種では、不動産業など18業種が上昇し、15業種が値下がりし、とりわけ銀行業の下げが目立つ。

個別では、朝安だったソニー(6758.T)がプラスに転じたほか、指数寄与度が大きいファーストリテイリング(9983.T)も堅調。FRBの利下げを巡っては三菱地所(8802.T)など不動産株の上昇が目立つ一方、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T)など銀行株が総じて安いなど、対照的な動きがみられた。ソフトバンクグループ(9984.T)がさえない。 東証1部の騰落数は、値上がりが1042銘柄に対し、値下がりが1030銘柄、変わらずが88銘柄だった。

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