[東京 16日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前日比87円90銭安の2万2730円12銭となり、続落で始まった。
前日の米長期金利上昇、米株安の流れを引き継いで始まった。米中通商協議の行方や地政学リスクへの警戒感のほか、朝方には、北朝鮮が米韓軍事訓練を「挑発行為」とした上で、予定していた韓国との閣僚級会談を中止せざるを得ないと発表したことが伝わり、相場の重しになった。国内1─3月GDPが市場予想に比べ弱い数字となったことも、短期的に上値を抑えそうだ。
もっとも、為替は1ドル110円台前半で円安気味に推移しており、売り一巡後は下げ渋りも見込まれている。
業種別では、保険、水産・農林が高く、海運、その他製品もしっかり。半面、銀行、鉱業、石油・石炭、建設が下げている。