[東京 3日 ロイター] - きょうの東京株式市場で、日経平均株価は弱含みが予想されている。前日の米国株市場はレーバーデーで休場。為替は1ドル106円前半と前日から横ばい圏で推移している。米中貿易摩擦への懸念が残る中、積極的に買い上がっていくのは難しい。米株先物や為替の動向をにらみながら方向感を探る展開となりそうだ。
日経平均の予想レンジは2万0450円─2万0700円。
東京市場では薄商いが続き、前日は東証1部の売買代金が1兆3299億円と今年最低となった。米中貿易摩擦の先行きに不透明感が残り、様子見ムードが強い。中国は、米国が対中関税措置「第4弾」を発動させたことに対し世界貿易機関(WTO)に提訴するなど、両者の対立は長期化の様相を呈している。
足元でS&P総合500種Eミニ先物ESv1が下落しており、休場明けの米国株市場の調整も警戒される。東京市場は安く始まるとみられているが、その後、中国に新たな動きがあったりトランプ米大統領の不規則発言が出たりしなければ、見送りムードが広がりそうだ。
主なスケジュールとしては、オーストラリア中銀理事会(金利発表)、米8月ISM製造業景気指数の発表、 ローゼングレン米ボストン地区連銀総裁の講演などがある。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均.N225 20620.19 22362.92 19241.37
-84.18 2019年4月24日 2019年1月4日
*内容を追加しました。
杉山健太郎