[東京 2日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、弱含みの展開が想定されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控える中、1日の米株は小幅安。日本株も朝方の取引が一巡した後は模様眺めが強まるとみられている。一方、決算を材料にした個別物色が引き続き活発になるとの見方が多い。
日経平均の予想レンジは2万7300円─2万7700円。
前日の米国株式市場は続落して取引を終えた。雇用関連指標で労働市場の堅調な推移が示され、米連邦準備理事会(FRB)が利上げ幅を縮小する根拠があるとの期待が薄らいだ。
日本株は、FOMCを前にして様子見色が強まるとみられる。米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが減速するとの思惑から、このところ上昇していたこともあり「いったん手じまい売りが優勢になるのではないか」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との声が聞かれる。
直近に買われてきた値がさのハイテク株やグロース(成長)株の弱含みが想定されている。一方、決算を材料にした個別物色は引き続き活発とみられている。
きょうは国内で日銀金融政策決定会合議事要旨(9月21─22日開催分)が好評されるほか、SUBARUなどが決算を発表する。 米国ではFOMCの結果発表とFRBのパウエル議長の会見があるほか、10月ADP全米雇用報告が発表される。企業決算はクアルコムQCOM.Oなどが予定している。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 27678.92 29388.16 24681.74
+91.46 2022/01/05 2022/03/09
シカゴ日経平均先物当限 27590(円建て)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」