[東京 22日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、もみあいとなりそうだ。前日の米株市場が休場。為替も膠着した状態で手掛かり材料が乏しい。海外投資家の参加が少なく、売買代金が膨らみにくい中、短期資金は材料性のある中小型株に向かうと予想される。
日経平均の予想レンジは2万0500円─2万0900円。
21日の米国株市場はキング牧師生誕記念日の祝日で休場だった。一方、欧州株市場は弱い中国国内総生産(GDP)統計を受け、総じて軟調な展開。大阪取引所の夜間終値は2万0740円と小動きにとどまっている。寄り付きの東京株式市場は外部環境面での手掛かり材料が乏しく、横ばい圏でのスタートが見込まれる。
取引時間中も相場を動かしそうなイベントはない。市場では「前日の日経平均が2万1000円に届かず上値の重い印象を残した。決算発表本格化前でもあり、新規にポジションを取る投資家は少ない。欧州勢の参加があっても方向感は出にくいだろう」(東洋証券ストラテジストの大塚竜太氏)との声が出ていた。
前日のマザーズ市場の売買代金は1795億円で昨年6月19日以来、7カ月ぶりの高水準だった。きょうも個人を中心とする短期資金は材料性のある中小型株に流れると予想されるが、荒い値動きには警戒感も出ている。
主なスケジュールとしては、 日銀金融政策決定会合が始まるほか、12月マンション発売(不動産経済研究所)が発表される。海外では1月独ZEW景気期待指数、米12中古住宅販売(全米リアルター協会)が発表される。
前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値
日経平均.N225 20719.33 24448.07 18948.58
+53.26 2018年10月2日 2018年12月26日
シカゴ日経平均先物3月限 休場
*内容を追加して再送します。
河口浩一