August 30, 2018 / 10:56 PM / 3 months ago

今日の株式見通し=9日ぶり反落、対中追加関税への懸念でリスク回避

[東京 31日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、9営業日ぶりに反落するとみられている。トランプ米大統領が2000億ドル相当の中国製品に対し来週にも追加関税を発動する考えを示したと伝わり、リスク回避目的の売りが先行する見通しだ。中国製造業PMIや新興国通貨の動向も注視されている。週末を控え、引けにかけては手仕舞い売りが広がりやすい。

日経平均の予想レンジは2万2600円─2万2800円。

米国市場では主要株価3指数がそろって反落した。トランプ米大統領が2000億ドル相当の中国製品に対する追加関税を来週にも発動する考えを示したとブルームバーグが報じると、売りが加速。VIX指数.VIXは約2週ぶりの高水準を付けた。フィラデルフィア半導体指数.SOXは1%近く下落している。

ドル/円JPY=は111円近辺まで円高方向に振れており、日本株の重しとなる見通し。シカゴの日経平均先物9月限(円建て)の清算値は2万2735円。大阪取引所の同先物9月限の夜間終値は2万2720円まで弱含んだ。序盤の東京市場ではこれらの水準が意識され、軟調な滑り出しとなる見込みだ。米国側から貿易戦争を巡る警戒感を払拭するような発言などが伝わった場合、買い戻しが入る余地もある。

取引時間中には中国の国家統計局による8月製造業PMIが公表される予定。前回7月は51.2と2カ月連続で低下した。ロイターが実施したエコノミスト調査によると、8月は51.0と3カ月連続で低下する見込み。中国景気の失速懸念が広がれば、日本株には下押し圧力として働きそうだ。

さらに中南米市場ではアルゼンチンペソが急落。トルコリラ安も進行するなど、新興国市場を巡る警戒感が再び強まっている。

米国の株式市場は来週月曜はレーバーデーで休場。手掛けにくさが意識され、引けにかけてはポジション整理の売りが出やすい地合いにある。市場では「9月に入ると例年株式の需給は悪化する。中国景気の減速基調は変わらないとみているが、政府として取り繕う余地がある。そうすることのできない新興国の通貨安の方が気掛かり」(ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏)との声が出ていた。

きょうは国内では7月の鉱工業生産速報、完全失業率、有効求人倍率と8月の東京都区部消費者物価が公表される予定。海外ではユーロ圏の8月消費者物価指数速報値や米8月シカゴ地区購買部協会景気指数、米8月ミシガン大消費者信頼感指数確報値などの公表を控えている。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225      22869.50 24129.34 20347.49

+21.28 2018年1月23日 2018年3月26日

シカゴ日経平均先物9月限 22735(円建て)

*内容を追加しました。

長田善行

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