May 9, 2018 / 10:50 PM / 15 days ago

今日の株式見通し=反発、米株高・円安基調継続を好感し買い先行

[東京 10日 ロイター] - きょうの東京株式市場で、日経平均株価は反発する見通し。前日の米国株は上昇し、外為市場も円安基調を継続。外部環境の落ち着きを好感した買いが先行しそうだ。企業の決算発表を受けた個別物色が主体となるとみられる一方、オプションSQ(特別清算指数)算出を翌日に控えており、先物売買に伴う上下動への警戒もくすぶる。

日経平均の予想レンジは2万2400円─2万2600円。

米国市場では主要株価指数が上昇。原油価格の上昇を背景にエネルギー株が堅調に推移したほか、米金利上昇が金融セクターの追い風となった。ナスダック総合.IXICは1%高。米ボラティリティー・インデックス(VIX指数).VIXは13.42と、終値ベースでは1月26日以来の低水準となった。

ドル/円JPY=は足元では109円台後半で推移。シカゴの日経平均先物6月限は2万2485円。大阪取引所の夜間終値は2万2490円と、2万2500円近辺まで強含んでいる。序盤の東京市場はこれらの水準が意識され、反発スタートが見込まれる。

SMBC日興証券・投資情報部部長の太田千尋氏は「前日の国内市場は決算発表のあった銘柄の商いが顕著に増え、東証1部の売買代金も3兆円に迫った。イラン情勢に対しては金融市場全般ではそれほどリスクオフ・ムードにはなっていない」と指摘。「『全力投球』とまではいかないが、良好な決算を発表した銘柄に資金を振り分けていく流れとなりそう」と話す。

一方、オプション市場をみると、5月限の日経225コール・オプション(買う権利)は権利行使価格2万2500円の建玉が約1万2400枚。8日時点の約1万1500枚から増加した。2万2750円のコール建玉も9日時点で1万3370枚に上る。コールを売り建てた投資家は、日経平均オプションの5月限SQ値が権利行使価格を上回ると損失を抱えることになるため、現物指数が想定以上に強含めば買い戻しの動きが出ることも予想される。

今回のSQは日経平均先物ミニとオプションが対象となる「マイナーSQ」のため、「現物市場への影響はそれほど大きくはないだろう」(銀行系証券)との見方も多い。ただ昨年11月のマイナーSQ算出直前には、株高に伴いコールの売り方が買い戻しに迫られた結果、オプションの価格変動リスクを抑えるデルタ・ヘッジ目的の先物買いが頻発。ボラティリティ―が急上昇したことで、アルゴリズム取引とみられる売りが広がり、日経平均は乱高下した。個別物色が中心との見方が主流だが、ボラティリティ―が上昇した局面では、相場への影響が注視される。

きょうは国内では日銀の金融政策決定会合における主な意見(4月26、27日分)が公表される。スズキ(7269.T)、パナソニック(6752.T)などが決算を発表する予定。海外では中国と米国で4月の消費者物価指数が発表されるほか、英中銀金融政策委員会も控えている。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225      22408.88 24129.34 20347.49

-99.81 2018年1月23日 2018年3月26日

シカゴ日経平均先物6月限 22485(円建て)

*内容を追加しました。

    長田善行

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