August 8, 2018 / 10:53 PM / 4 months ago

今日の株式見通し=調整含み、日米FFR前で円高リスクを意識

[東京 9日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は調整含みの展開となりそうだ。日米の閣僚級貿易協議(FFR)を前に、為替が円高に振れるリスクが意識されている。英国の欧州連合(EU)離脱や、中国の新たな対米報復関税による貿易戦争への懸念も投資家心理を冷やしており、手控えムードが優勢になるとみられている。

日経平均の予想レンジは2万2400円─2万2700円。

前日の米国株は高安まちまち。中国商務省は8日、米国からの輸入品160億ドル、333品目に25%の追加関税を課すと発表。これを受けて工業株が売られたほか、米原油先物が下落し、エネルギー株の重しとなった。ダウは小幅安となったが、ナスダック総合は7日続伸。米VIX指数は10.85と低水準を維持している。

日経平均先物9月限は、シカゴの円建て清算値、大阪取引所の夜間終値がともに2万2570円。前日の現物終値を下回る水準となっている。ドル/円が110円台後半とやや円高に振れたことも重荷となり、序盤の東京市場で日経平均は軟調なスタートが予想されている。

足元では低ボラティリティー環境が続いているが、米中貿易戦争以外にも、英国のEU離脱を巡る懸念が高まり、英ポンドが下落した。米下院補選では、トランプ米大統領を支持する候補者がリードしているとはいえ、共和党地盤の選挙区で民主党候補が善戦。共和党側にとっては不安が強まる流れとなっている。

日米の閣僚級通商協議が控えていることも、投資家心理に暗い影を落としている。「米国から日本に対し何らかの要求、要人発言が出た場合に円高が進行するリスクが意識されており、市場も警戒モードに傾きつつある」(みずほ証券・シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)との声が出ている。

きょうは8月限オプションSQ(特別清算指数)算出前の最終売買日。プット(売る権利)とコール(買う権利)の建玉が積み上がっているのは、2万2000─2万3000円のレンジの外側の権利行使価格帯。現物指数が2万2500円近辺で上下する限りは、先物を絡めた大きな波乱は見込みにくいとの見方が広がっている。

主なスケジュールはこのほか、国内では6月機械受注速報、7月マネーストックが公表される予定。30年債入札も控えており、債券市場の反応が注視される。海外では中国7月消費者物価指数(CPI)や米7月卸売物価指数(PPI)が発表される予定となっている。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225      22644.31 24129.34 20347.49

-18.43 2018年1月23日 2018年3月26日

シカゴ日経平均先物9月限 22570(円建て)

*本文5段落目の脱字を補って再送します。

長田善行

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