December 4, 2018 / 10:46 PM / 7 days ago

今日の株式見通し=大幅続落、米株急落でリスク回避ムード強まる

[東京 5日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、大幅続落が見込まれている。米国市場ではダウが一時800ドルを超す下げとなるなど株価が急落。米中通商問題への不安が再燃したほか、米国景気の先行きに対する警戒感も広がった。日本株に対してもリスク回避目的の売りが広がる見通しで、下値を模索する展開となるとみられている。

日経平均の予想レンジは2万1300円─2万1700円。

米国の主要株価3指数はそろって3%を超す下落となった。トランプ米大統領は4日、中国との通商交渉が決裂した場合、同国からの輸入品に追加関税を課すと明言。「私はタリフマン(関税の男)なのでよろしく」とけん制した。米中貿易戦争に対する警戒感が再燃し、ボーイング(BA.N)とキャタピラー(CAT.N)が大幅安となった。

また米国の債券市場では、2年債利回りが3年債利回りを2008年1月以来、初めて上回ったほか、2年と3年債の利回りが連日で5年債利回りを上回るなど、短期債のイールドカーブの逆転が継続した。さらに10年債利回りは2.915%まで低下。2年債との利回り格差は11ベーシスポイントと、約10年ぶりの水準に縮小しており、米金融株に売り圧力が強まった。

米10年債利回りは2年債の利回りをなお上回っているが、逆転した場合は、米国景気に対する警戒感が一段と強まりそうだ。シカゴの日経平均先物12月限の清算値(円建て)は2万1610円を付けており、序盤の東京市場では幅広く売りが先行するとみられている。

相場のボラティリティーの高まりで投資家心理が一段と萎縮することも想定されている。「米国株は機械的な売りで崩された。逆イールドも仕掛けの材料にされた印象。ヘッジファンドの売りにCTA(商品投資顧問)が追従する形となっており、一般的な投資家は手を出しにくい」(東洋証券ストラテジストの大塚竜太氏)との声が聞かれる。

日経平均の直近安値は11月21日に付けた2万1243円38銭。日足・チャート上では、ボリンジャーバンドのマイナス1シグマが2万1674円75銭(4日終値)、マイナス2シグマが2万1376円95銭(同)となっており、これらが下値を支持できるかも注視されそうだ。

きょうは国内では若田部日銀副総裁の講演と記者会見が予定されている。海外では11月の全米雇用報告(ADP)や米11月ISM非製造業景気指数、米地区連銀経済報告などが公表される予定。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演も控えている。米国では国民追悼の日に当たり、5日の株式市場と債券市場は休場となる。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225      22036.05 24448.07 20347.49

-538.71 2018年10月2日 2018年3月26日

シカゴ日経平均先物12月限 21610(円建て)

*内容を追加しました

長田善行

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