[東京 3日 ロイター] -
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均.N225 23529.50 23608.06 19241.37
+235.59 2019年11月26日 2019年1月4日
シカゴ日経平均先物12月限 23215(円建て)
きょうの東京株式市場で日経平均株価は、軟調な展開が想定されている。前日の米国株式市場が経済指標の悪化から失望感を誘い下落したほか、外為市場でもドル/円が円高方向に進んだことを嫌気しそうだ。このところ東証1部売買代金が2兆円を割り込む状態が続くなど薄商いの中で、売り優勢になるとみられる。
日経平均の予想レンジは2万3150円─2万3500円。
2日の米国株式市場は、米経済指標が失望を誘ったほか、トランプ米大統領がブラジルとアルゼンチンから輸入する鉄鋼とアルミニウムに直ちに関税を課すと表明するなど貿易を巡る懸念が新たに浮上、様子見姿勢が強まり主要株価3指数は下落した。
米供給管理協会(ISM)が2日公表した11月の製造業景気指数は48.1と、10月の48.3から低下し、景気拡大・縮小の節目となる50を4カ月連続で下回った。また、米商務省が2日発表した10月の建設支出(季節調整済み)は、年率換算で前月比0.8%減と、市場予想の0.4%増に反して落ち込んだ。
一方、外為市場ではドル/円が円高方向に振れており、これまで堅調に推移していた輸出関連株に調整を促すとみられる。市場では「米国景気への懸念が高まって、ダウが大幅安になった米国株式市場の動きは無視できず、日本株も軟化しそうだ」(キャピタル・パートナーズ証券・チーフマーケットアナリストの倉持宏朗氏)との声が聞かれた。
*内容を追加して再送します。
水野文也