[東京 23日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強もちあいが想定されている。前週末の米国株式市場は連日の最高値を更新。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値を付けたことから、日本でも半導体を中心とした銘柄が堅調に推移するとみられる。
日経平均の予想レンジは2万3800円─2万4000円。
前週末の米国株式市場は、米中通商協議を巡る楽観的な見方が継続する中、米個人消費支出が堅調に伸びたことも好感され、連日の最高値を更新した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も前週末比1.03%高の最高値となった。
現在のドル/円は109.50円付近と、前週末午後3時時点の109円前半から円安の水準。シカゴの日経平均先物3月限(円建て)清算値は2万3810円、大阪取引所の夜間終値は2万3800円となっており、配当落ち分を考慮すれば、前週末の現物終値をやや上回る水準で取引が始まるとみられている。
市場からは「半導体を中心に買われるだろう。ただ、クリスマス休暇に入っている市場参加者が多いことから、上値を追うには商いが薄い。2万4000円台を試すか試さないかの展開になるのではないか」(SMBC日興証券の石田卓也氏)との声が出ていた。
きょうは国内では米中首脳会談が予定されているほか、カクヤス7686.Tが東証第2部、global bridge HOLDINGS6557.Tが東証マザーズ市場にそれぞれ新規上場する。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均.N225 23816.63 24091.12 19241.37
-48.22 2019年12月17日 2019年1月4日
シカゴ日経平均先物3月限 23810(円建て)
*内容を追加しました。
佐古田麻優
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