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今日の株式見通し=軟調、中国の新型コロナ感染拡大が重し

[東京 29日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、軟調な展開となる見通しだ。前日の米国市場では主要3指数がそろって下落。日本株も売りが先行するとみられている。中国における新型コロナウイルスの拡大が投資家心理を冷やしており、積極的な売買は手控えられるとの見方が出ている。

日経平均の予想レンジは2万6000円─2万6200円。

前日の米国株市場はナスダック総合が年初来安値を付けるなど、軟調な展開となった。中国での新型コロナ拡大が嫌気されたほか、米長期金利が上昇し、ハイテクなど高PER(株価収益率)の銘柄の下げが相場の重しとなった。

きょうの日本株市場では、前日に続き値がさの半導体株を中心に売りが膨らみそうだとみられている。市場では中国の新型コロナ感染状況を見極めたいとの姿勢が強く、「投資家は春節(旧正月)を前に、中国の動向を注視している。東京市場も様子見姿勢が続くのではないか」(東洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との声が聞かれた。

米長期金利の上昇で為替が若干円安に振れてており、輸出関連株が相場を一定程度支える可能性はあるものの、「全体の地合いが悪いので、2万6000円を割り込む可能性もありそうだ」(国内運用会社のストラテジスト)との指摘もあった。

きょうは米国で週次の新規失業保険申請件数が発表される。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均     26340.50 29388.16 24681.74

-107.37 2022/1/5 2022/3/9

シカゴ日経平均先物当限 26030(円建て)

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