February 28, 2018 / 10:58 PM / 3 months ago

今日の株式見通し=軟調、米ダウ大幅安で警戒感 21カ月連続の月初高は微妙な状況

[東京 1日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、軟調な展開となる見通し。前日の米株市場でダウが大幅安となったことや、円高基調の継続が日本株の重しとなるとみられている。日経平均がきょう上昇して取引を終えれば、21カ月連続での月初高となる。月初の資金流入の思惑が広がる可能性もあるが、ボラティリティ―の高まりへの警戒も強く、実現のハードルは高い。

日経平均の予想レンジは2万1800円─2万2200円。

米国市場でダウは前の日に比べ上昇幅が一時150ドル超となる場面があったが、引け前の2時間で下げ足を速め、終値は380ドル安。S&P総合500種.SPXとともに、下落率は1%を超えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が27日の議会証言で示したタカ派的な見解が重しとなったほか、原油相場の調整を受けエネルギー関連株が売られた。VIX指数.VIXも上昇。一時20を回復し、終値ベースでは5営業日ぶり高値水準を付けた。

みずほ証券シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏は「26日までの米国株の上昇はショートカバーが中心。パウエルFRB議長のハト派的発言への期待感もあったが、ナスダックは高値近辺まで来ており、利益確定売りが出やすいところだった。実際そういう売りが前日も出たのだろう」とみる。

ドル/円JPY=は106円台後半と円高基調を継続。日経平均先物3月限は大阪取引所の夜間終値が2万1960円。シカゴの清算値(円建て)が2万1910円を付けており、ともに2万2000円を割り込んだ。

海外投資家は年初から日本株を大きく売り越している。円高局面では海外投資家の買いが入ることは見込みにくい。3月4日にはイタリア総選挙など欧州で政治イベントが控えており、株価の下げが一服したところでも積極的には買い向かいにくい地合いでもある。

日経平均は16年7月以降、毎月第1営業日で上昇している。月初高の背景には、個人投資家による投資信託積立の買付日の影響など諸説あるが、アノマリー的にトレンドに追従する資金も流入していたとみられている。今回は先月にVIXが急上昇したことを受け、リスク・パリティ系ファンドが月次での資産配分において、ポジション調整の一環として月初に株を売る懸念も一部では出ており、需給環境については楽観的な見方ばかりではないのが実情だ。

「16年7月をボトムにして日本株は上昇を続けてきた。米ダウは月間では16年1月以来の下落率となっているが、そこから下げらしい下げはない。ある意味、2月の動きは『適温相場の終了』を示唆している可能性がある」(みずほ証の三浦氏)との声も出ている。

きょうは国内では10─12月期法人企業統計調査、2月消費動向調査が公表される予定。片岡日銀審議委員の講演も控えている。海外では米2月ISM製造業景気指数の公表やパウエルFRB議長の上院銀行委員会での証言も予定されている。

前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値

日経平均.N225      22068.24 24129.34 18224.68

-321.62 2018年1月23日 2017年4月17日

シカゴ日経平均先物3月限 21910(円建て)

*内容を追加しました。

    長田善行

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