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今日の株式見通し=上値重い、手掛かり難で個別物色が継続

[東京 14日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、上値の重い展開が想定されている。前週末の米国株式市場は小幅続伸。今週は15、16日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、様子見姿勢が強まりやすい。きょうはアジアの主要市場が休場となることもあり、手掛かり難の中、時間外取引での米株先物をにらむ展開となりそうだ。物色は引き続き個別材料株に向かうとみられている。

日経平均の予想レンジは2万8800円─2万9100円。

前週末11日の米国株式市場は、方向感を欠く展開となる中、小幅続伸し、S&P総合500種指数は連日で終値の最高値を更新した。しかし、インフレ高進懸念はくすぶっており、米連邦準備理事会(FRB)が予想以上に早期に引き締めに動くことへの警戒感も漂う。

現在のドル/円は109.70円付近で、前日午後3時時点の109.40円付近から小幅に円安。シカゴの日経平均先物9月限(円建て)清算値は2万9000円と前営業日終値から51円ほど高い水準での推移となっている。きょうは週明けということもあり、様子見姿勢が強まりやすい。東京株式市場は薄商いのなか、方向感の定まらない値動きとなりそうだ。

市場では「アジアの休場が目立つ中、市場参加者は少なく盛り上がりに欠ける相場となるだろう。今週はFOMCを控えているため、前半は様子見で動きに乏しくなるとみている」(運用会社)との声が聞かれた。

主なスケジュールでは、国内で4月鉱工業生産確報(経済産業省)が公表される。中国、香港、台湾、オーストラリアは休場となる。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均      28948.73 30714.52 27002.18

-9.83 2021年2月16日 2021年1月6日

シカゴ日経平均先物9月限 29000(円建て)

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