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今日の株式見通し=上値重い、米雇用統計を控え様子見

[東京 2日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、上値の重い展開が想定されている。オーバーナイトの米国株式市場は主要3指数が上昇となったものの、国内では新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感や米雇用統計を控えた様子見で、上値を追いづらい。週末ということもありポジション調整の売りも想定され、日経平均は伸び悩みそうだ。

日経平均の予想レンジは2万8600円─2万8900円。

1日の米国株式市場は、堅調な経済指標を受けて幅広い銘柄に買いが入り、S&P総合500種指数は6日連続で最高値を更新した。S&P500が6日連続で最高値を更新するのは昨年8月以来。

米労働省が発表した週間の新規失業保険申請件数は市場予想を下回り、改善を示唆した。

米供給管理協会(ISM)が発表した6月の製造業景気指数は、製造業が緩やかに拡大。雇用は深刻な原材料と労働力の不足が重しとなり、7カ月ぶりに縮小した。

現在のドル/円は111.60円付近で、前日午後3時時点の111.12円からやや円安。シカゴの日経平均先物9月限(円建て)清算値は2万8785円と前日の現物終値(2万8707円04銭=1日)を約77円上回っている。前日の米国株式市場は上昇となったものの、フィラデルフィア半導体指数は1.5安%となっており、日経平均の指数寄与度の高い半導体関連株の重しとなる可能性がある。日本時間の今夜に米雇用統計の公表を控えているため、引き続き様子見の強い薄商い相場となりそうだ。

市場では「米株高・円安など外部環境は悪くはないものの、国内での新型コロナウイルスの感染再拡大が重しとなっており、買いが一巡した後は再び慎重姿勢に戻る可能性がある。緊急事態宣言の再発令も警戒されており、関連する銘柄はさえない動きとなるのではないか」(国内証券)との声が聞かれた。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均      28707.04 30714.52 27002.18

-84.49 2021年2月16日 2021年1月6日

シカゴ日経平均先物9月限 28785(円建て)

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