(本文の一部語句を修正しました)
[東京 6日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、一進一退が見込まれる。前日の米国市場が休場で手掛かりに乏しい中、欧州株高が下値を支える。一方、国内の新型コロナウイルス感染拡大への警戒感が上値を抑えるとみられ、前日終値前後での動きが予想されている。
日経平均の予想レンジは2万8450円─2万8750円。
5日の欧州株式市場では、STOXX欧州600種.STOXXが3日続伸となった。好調なユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)を追い風に一時の下げから切り返し、最高値まで約0.5%に迫った。米市場が休場のため、薄商いだった。
東京市場は、欧州株高を支えに大阪取引所の夜間取引での日経平均先物にさや寄せして小高く始まりそうだ。ただ、前日の米休場で上値を追う手掛かりにも乏しい。買い一巡後は新型コロナの国内感染再拡大への警戒感が株価の上値を抑え、方向感は出にくいとみられている。
今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表や、7月後半から本格化する決算シーズンを占う上で注目される安川電機6506.Tの決算を控えており「週全半は材料待ち。きょうはあまり材料がなく、基本的には横ばいではないか」(三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト)との声が聞かれる。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 28598.19 30714.52 27002.18
-185.09 2021年2月16日 2021年1月6日
大阪日経平均先物9月限 28640(円建て)
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