(内容を追加して更新します。) [東京 4日 ロイター] - 前営業日終値 年初来高値 年初来安値 日経平均 21341.74 22362.92 19241.37 -436.87 2019年4月24日 2019年1月4日 シカゴ日経平均先物12 21360(円建て) 月限 きょうの東京株式市場で日経平均株価は上値が重い展開となりそうだ。海外時間は米ISM非製造業景 気指数が約3年ぶりの低水準となり、米国の追加利下げ期待が高まった。外為市場で進んだドル安/円高が 日本株を圧迫するとみられている。今晩、米国で雇用統計の発表も控えており、売買が一巡した後は様子見 ムードが強まる可能性もある。 日経平均の予想レンジは2万1200円─2万1400円。 海外時間に米供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業総合指数(NMI)は52.6と、2 016年8月以来の低水準となった。通商問題の影響が経済の広範な分野に波及している可能性が示唆され たことで、米国では10月の追加利下げ期待が高まった。 利下げ期待が米国株の追い風となり、主要3指数は上昇して取引を終えたが、外為市場ではドル売りの 流れとなり、ドル/円は106円台に下落している。シカゴの日経平均先物12月限(円建て)清算値は2 万1360円、大阪取引所の夜間終値は2万1370円となっており、東京市場は小幅高か横ばい圏でのス タートが見込まれている。 きょうは日中に特段のイベントがない。海外時間に米雇用統計を控えていることから、為替や米株先物 の動向をにらみながら方向感を探りそうだ。円高が進行した場合は下押し圧力が強まる可能性もあるが、2 00日移動平均線(2万1212円51銭=3日)がいったん下値支持線となりそうだ。 米雇用統計についてロイターがまとめた市場予想によると、非農業部門雇用者数の伸びは14万500 0人と前回の13万人から増加。失業率は3.7%と前回から横ばいとなっている。 (杉山健太郎)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」