(詳細を追加して更新します。) [東京 27日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、大幅な反 落が想定されている。26日の米国株式市場でナスダック総合が4%近く急落した流れを 受け、日本株も全面的に売りが先行するとみられている。日経平均は心理的節目の2万6 000円を下回る場面がありそうだ。 日経平均の予想レンジは2万5900円─2万6400円。 26日の米国株式市場は、主要3株価指数が急落し、ナスダック総合が3.95%安 の1万2490ドルと終値として2020年12月以来の安値を記録した。世界経済の成 長鈍化や米連邦準備理事会(FRB)が一段と積極的になるとの懸念が重しとなった。 米企業の四半期決算は今のところ予想を上回っているものの、中国での新型コロナウ イルス流行を受けたロックダウン(都市封鎖)や主要中央銀行による積極的なインフレ対 応への転換が影を落としている。 朝方のドル/円は127.20円前後で、前日午後3時時点の128円から円高傾向 。シカゴの日経平均先物6月限(円建て)清算値は2万6065円と前日の現物終値から 大きく下落している。原油先物相場では米WTI先物が1バレル=101ドル近辺。東京 市場ではハイテク株を中心に、幅広い業種で売りが加速するとみられている。 市場では「米国での利上げの織り込みが加速すると同時に、中国でのロックダウン拡 大が警戒されている。引け後に決算を発表したマイクロソフトの株価も時間外で下落して おり、全体的に地合いが悪い」(運用会社)との声が聞かれた。 国内ではルネサスエレクトロニクス、大和証券グループ本社、アド バンテスト、関西電力が企業決算を控えているほか、ストレージ王<299 7.T>、モイがグロース市場に新規上場する。米国ではメタ、ボーイング、フォー ド、ペイパルが企業決算を発表する。 前営業日終値 年初来高値 年初来安値 日経平均 26700.11 29388.16 24681.74 +109.33 2022年1月5日 2022年3月9日 シカゴ日経平均先物 26065(円建て 当限 )
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