[東京 13日 ロイター] - きょうの東京株式市場で、日経平均株価はもみあいが想定されている。週末である上に新たな手掛かりに乏しく、模様眺めとなりそうだ。前日の米国株式市場は安かったものの、先行して下落した日本株は米株安を織り込んでいるとみられる。週末のポジション調整では、今週は総じて軟調だったことで買い戻しが下支えになることが予想され、終始一進一退の展開になりそうだ。
日経平均の予想レンジは2万5500円─2万6000円。
12日の米国株式市場は荒い値動きの中、S&P総合500種とダウ工業株30種が小幅安で取引を終えた。インフレが予想以上に長期化し、米連邦準備理事会(FRB)がこれまで以上に積極的な利上げに踏み切るとの懸念が重しとなった。ナスダック総合は小幅高で終了した。
日本株は週末であることから、積極的に売り買いする動きはあまりみられず、小動きになることが想定される。きょうは決算発表がピークとなるが、前日も多くの企業が発表しており、個別では業績見通しを織り込む動きが随所でみられそうだ。
市場では「気になるのはマザーズ指数の下落に象徴される小型グロース株の動きだ。これらが下げ止まれば、相場全体は落ち着くのではないか」(東洋証券・ストラテジストの大塚竜太氏)との声が聞かれる。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 25748.72 29388.16 24681.74
-464.92 2022年1月5日 2022年3月9日
シカゴ日経平均先物当限 25800(円建て)
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