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今日の株式見通し=2万6000円回復へ、ワクチン期待が下支え 買い一巡後はもみあい

[東京 17日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続伸する見通しだ。新型コロナウイルス感染症ワクチンに対する期待が下支えとなり、日経平均は約29年ぶりに2万6000円を回復するとみられる。ただ、日経平均は前日までに年初来高値を更新していることもあり、依然として高値警戒感が生じている。買い一巡後は利食い売りが優勢となり、もみあいとなる公算も大きい。

日経平均の予想レンジは2万5900円─2万6200円。

米バイオ医薬大手のモデルナMRNA.Oは16日、新型コロナワクチンの後期臨床試験(治験)で94.5%の効果が確認されたとする暫定結果を発表した。ファイザーPFE.Nも先週、開発中のワクチンの有効率が90%を超えたと発表しており、安全性が確認され規制当局の承認が得られれば、米国では12月中にも2種類のワクチンの緊急使用が始まり、年内に最大6000万回分のワクチンが利用可能になる可能性が出てきた。[nL4N2I23DU]

これを受け、16日の米国株式市場は主要3指数が続伸、S&P総合500種.SPXとダウ工業株30種.DJTは終値での最高値を更新した。バリュー株や景気循環株、小型株が相場全体をアウトパフォームし、ラッセル2000指数.RUTも終値での最高値を更新した。

現在のドル/円は104.50円台で、前日午後3時時点と同水準。シカゴの日経平均先物12月限(円建て)清算値は2万6175円と、前日の現物指数の終値を上回っている。ただ、日経平均は短期間で約3500円幅の上昇を記録しているほか、終値と25日移動平均線の乖離率は8%超となっている。依然として高値警戒感が強く、買い一巡後は利食い売りに押される公算も大きい。

みずほ証券のシニアテクニカルアナリスト、三浦豊氏は「バリュー株や値がさ株を中心に買い優勢となるだろう。ただ、モデルナの治験の結果はファイザー並みに良いものの、前回のような熱狂になる可能性は低い。ダウは上値を追う展開にはならなかったことから、冷静な投資家も多いのではないか。過熱感もあるので、買い一巡後は利食い売りも出るだろう」と指摘する。

主なスケジュールは、国内ではモリソン豪首相の来日に伴い日豪首脳会談が開催されるほか、米国では10月小売売上高(商務省)と鉱工業生産(FRB)の発表が予定されている。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225      25906.93 25928.18 16358.19

+521.06 2020年11月16日 2020年3月19日

シカゴ日経平均先物12月限 26175(円建て)

佐古田麻優

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