[東京 25日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価はしっかりした展開になる見通し。前日の米国株市場は短縮取引だったが、主要3指数がそろって上昇。英国と欧州連合(EU)が自由貿易協定(FTA)を含む将来の関係で合意したことなどが好感された。ただ、きょうはクリスマス休暇で海外市場では休場が多く、市場参加者も少ないとみられている。買い先行後は方向感が乏しくなり、もみあうと予想されている。
日経平均の予想レンジは2万6550円─2万6700円。
24日の米国株市場では、株価は上昇したものの、追加経済対策に不透明感が強まる中、上値も重かった。米議会では24日、2021年度予算案と一体化している新型コロナウイルス追加経済対策法案の修正を巡り与野党の攻防が続き、修正には至らなかった。
東京市場は、前日の米株上昇の流れを引き継ぎしっかりした相場展開が想定されているが、「市場参加者が少なく国内の投資家中心となる中、大きな値動きは期待できなさそうだ。特段材料もなく、買い一巡後は動意に乏しい展開となるのではないか」(三井住友DSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト、市川雅浩氏)という。
主なスケジュールとしては、国内では東証第二部にSANEIが新規上場するほか、マザーズ市場にファンペップ、ジャスダック市場に東和ハイシステムが新規上場する。そのほか、11月労働力調査、11月有効求人倍率が発表される予定。海外では、米国、カナダ、香港、韓国、英国などがクリスマス休暇のため休場。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 26668.35 26905.67 16358.19
+143.56 2020年12月21日 2020年3月19日
シカゴ日経平均先物12月限 26605(円建て)
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