(内容を追加しました。) [東京 3日 ロイター] - 前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値 日経平均 28362.17 28979.53 16358.19 +271.12 2021年1月14日 2020年3月19 日 シカゴ日経平均先物3月 28475(円建て 限 ) きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続伸が想定されている。大規模な米経済対 策などへの期待から前日の米国株市場で主要3指数がそろって上昇。リスク選好度回復の 流れを引き継ぎ、日本株も堅調なスタートとなる見通しだ。ただ、2万8500円近辺で は戻り売りが強まる可能性もある。買い一巡後は上値の重い展開が予想されている。 日経平均の予想レンジは2万8300円─2万8500円。 2日の米国株式市場は大幅続伸して取引を終えた。引け後の決算発表を前にアマゾン ・ドット・コムやアルファベットが買われたほか、大規模な新型コロ ナウイルス経済対策への期待が追い風となった。 アマゾンとアルファベットはともに1%超上昇して引けた。このほかにも幅広い銘柄 に買いが入り、S&P総合500種の業種別指数は軒並み上昇。金融は2 .5%高となった。 日本株市場では、米株上昇の流れを引き継ぎ堅調な相場展開となる見通し。市場から は、「米国株市場も落ち着いた動きに戻り、投資家心理は改善している。日経平均も底堅 い動きとなりそうだ」(三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテ ジスト、市川雅浩氏)との声が聞かれた。 ただ、前週末に日経平均は2万7600円台まで急落したことを受け、「2万850 0円近辺では、個人投資家を中心とした戻り売りが出る可能性もある。利食いをこなしな がら慎重に上値を追う流れになりそうだ」(市川氏)という。 主なスケジュールでは、国内で日立製作所、ソニー、丸紅 などが決算発表を行う予定。また、若田部昌澄日銀副総裁が神奈川県金融経済懇談会で講 演を行う。海外では、米国で1月ADP全米雇用報告、1月ISM非製造業景気指数が公 表予定となっている。
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