[東京 22日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強もちあいが想定されている。短期的な値幅調整が一巡したとの見方もある中で、押し目買い意欲は残っているため自律反発が見込めそうだ。ただ、明日が休日であることから商いは盛り上がらず、後半は見送られる可能性が高い。
日経平均の予想レンジは2万9950円─3万0350円。
前週末19日の米国株式市場はおおむね横ばい。新型コロナウイルス禍後の繰越需要を見越し、これまで値上がりしていたハイテク株から景気循環株への乗り換えが進んだ。
フィラデルフィア半導体指数がしっかりとなったほか、工業株がS&P総合500種指数を下支えしたことの連想から、手掛かりに乏しい中で日本株も半導体関連株や設備投資関連株が物色されるとの見方が聞かれる。
一方、あすが天皇誕生日で休場であるため、「ひと通り買った後は商いが盛り上がらなくなりそうだ。売り買いともに手控えられ、きょうの動きは自律反発にとどまるのではないか」(東洋証券・ストラテジストの大塚竜太氏)とみられている。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 30017.92 30714.52 27002.18
-218.17 2021年2月16日 2021年1月6日
シカゴ日経平均先物12月限 30200(円建て)
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