[東京 5日 ロイター] -
きょうの東京株式市場で日経平均株価は、上値を追う展開が想定されている。とくに目立った新たな買い材料は見当たらないものの、前週末の時間外取引で日経平均先物が3万円に接近して引けていることから、これまでの好地合いを引き継ぐ可能性が高い。3万円回復にトライすることになりそうだ。
日経平均の予想レンジは2万9800円─3万0200円。
国内では大阪・兵庫・宮城に「まん延防止等重点措置」適用がされ、この「まん防」の広がりが懸念材料となっているものの、直近の強い地合いを壊すまでの材料にはならないとの見方が多い。
ただ、先物価格を追って3万円を回復した後は、3月の下落前にもみあった水準だけに、戻り売りが出てくることが想定されている。また、イースター休暇中とあって海外勢の動きが鈍るとみられ、前週末に続き全体の商いは細ることになりそうだ。
市場では「売り板の薄い中を上昇し、きょうは日経平均は3万円を回復すると思われるが、そこで出てくる国内勢の売りをどう消化するかがポイントになる」(東洋証券・ストラテジストの大塚竜太氏)との声が聞かれる。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 29854.00 30714.52 16358.19
+465.13 2021年2月16日 2020年3月19日
シカゴ日経平均先物3月限 休場
*内容を追加しました
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