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今日の株式見通し=堅調、米ナスダック高を好感 3万1000円台トライも

[東京 26日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、前日の米ナスダックが堅調だったことを好感して、しっかりの展開となりそうだ。米市場では好調な業績見通しを発表したエヌビディアが大幅高となり、半導体や電子部品などハイテク銘柄の買い圧力が強まる見通し。ドル/円が140円前後で推移していることも支えとなり、日経平均は節目の3万1000円台トライも視野に入りそうだ。

日経平均の予想レンジは3万0800円─3万1300円。

前日の米国株市場では、ナスダック総合が急上昇して取引を終えた。米債務上限問題を巡る協議の進展が注目される中、エヌビディアが大幅高となったほか、AI(人工知能)関連株の上昇に拍車がかかった。

一方、労働市場の堅調さが指標で確認され、米金利が上昇。ドルは140円台と約半年ぶりの円安水準となった。

きょうの日本株は、米ナスダック高を好感して堅調にスタートする見通し。中でも半導体や電子部品、AI関連への買いが先行しそうだ。一部のハイテク株は日経平均の寄与度が高く、指数を大きく押し上げる可能性もある。円安進行も支援材料になるとみられ、輸出株を中心にしっかりと推移する見通し。

市場では「ドル/円と株価の相関性が強まってきており、円安が続く限り高値波乱を心配しなくてもいいのではないか」(岡地証券・投資情報室長、森裕恭氏)との声が聞かれ、日経平均は大台の3万1000円台を試す展開が見込まれる。

きょうは5月分の東京都区部消費者物価指数(CPI)が公表されるが「国内ではインフレが一段と加速する警戒感はさほど高まっていないため、波乱なく通過するのではないか」(森氏)という。

主なスケジュールでは、国内ではこのほか4月企業向けサービス価格指数(日銀)、3月景気動向指数改定値(内閣府)などが発表予定となっている。海外では、米国で4月個人所得・消費支出(商務省)、5月ミシガン大消費者信頼感指数確報値などが公表される予定。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均     30801.13 31352.53 25661.89

+118.45 2023/05/2 2023/01/0

3 4

シカゴ日経平均先物当限 31100(円建て)

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