July 12, 2018 / 10:48 PM / 11 days ago

今日の株式見通し=米株高・円安が追い風、ファーストリテの反応注視

[東京 13日 ロイター] - きょうの日経平均株価は続伸する見通し。前日の米国株高や円安に振れた為替が追い風となるとみられている。短期筋の買い戻し加速で、意外高となる展開も見込まれる。指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983.T)が発表した第3・四半期業績への市場の評価はおおむね良好。

同社株の反応が注視されるが、国内は3連休前でもあり、引けにかけては全体的に利益確定売りが出やすい。

日経平均の予想レンジは2万2200円─2万2500円。

米国市場では主要株価3指数がそろって上昇。ハイテク大手が相次いで最高値を更新し、ナスダック総合の上昇率は1%を超えた。米中貿易摩擦の影響が懸念されたボーイング(BA.N)やキャタピラー(CAT.N)も買われ、ダウを押し上げた。

ドル/円は112.60円台まで円安が進行。シカゴの日経平均先物9月限は2万2325円。大阪取引所での同先物9月限の夜間終値は2万2320円と、ともに現物の前日終値を大きく上回っている。序盤の東京市場ではこれらの水準が意識され、堅調な滑り出しが見込まれる。

日経平均をTOPIXで割ったNT倍率.NTIDXは前日に12.98倍まで上昇し、19年4カ月ぶりの高水準を付けた。ソフトバンクグループ(9984.T)やファーストリテイリング、エーザイ(4523.T)などの上昇が日経平均を大きく押し上げた。

ファーストリテイリングが前日の引け後に発表した2017年9月―18年5月期(国際会計基準)の連結営業利益は、前年同期比32.3%増の2388億円。海外ユニクロ事業が計画を大きく上回る増収増益となったほか、中国事業に対しても成長に自信を示した。

きょうは7月限の日経平均オプション・先物ミニのSQ(特別清算指数)算出日。市場が推計するSQ値にも関心が集まっている。値がさ株には短期的な過熱感も意識されるものの、同社株が強含めば全体相場にポジティブな影響をもたらすこととなる。

ただ寄り付きの段階で値がさ株が大きく買われれば、SQ推計値が高い水準で決定し、取引時間中に日経平均がSQ値を上回れない「幻のSQ」となる可能性も出てくる。幻のSQとなれば当面、株価の上値が重くなるという過去の経験則もある。

米中の貿易戦争を巡っては「ZTE(0763.HK)(000063.SZ)に対する米国の制裁措置が解除され、過度な懸念が和らぎつつある」(東洋証券ストラテジストの檜和田浩昭氏)とのいう。トランプ米大統領の言動などへの市場の警戒心は払拭しきれてはいないものの、本格化する米企業決算に関心が移りつつあるのも確かだ。

連休中の外部環境の変化に備えポジション調整の売りが広がる可能性もあるが、日足・チャート上で日経平均が25日移動平均線(2万2328円14銭=12日終値)を明確に上抜けることができれば、投資家心理も改善に向かいそうだ。

きょうは国内では5月鉱工業生産確報が公表される予定。海外では中国で6月貿易統計が発表されるほか、米英首脳会談なども予定されている。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225      22187.96 24129.34 20347.49

+255.75 2018年1月23日 2018年3月26日

シカゴ日経平均先物9月限 22325(円建て)

*内容を追加します。

長田善行

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