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安倍相場の高値試す展開、連騰の米株に警戒感も=今週の東京株式市場
2017年10月9日 / 23:03 / 14日前

安倍相場の高値試す展開、連騰の米株に警戒感も=今週の東京株式市場

[東京 10日 ロイター] - 今週の東京株式市場は堅調な地合いが続く見通し。安倍政権発足後の高値を試す展開が予想されている。10日は北朝鮮・朝鮮労働党の創立記念日だが、米朝関係の悪化につながる事態が発生しない場合、投資家の過度な警戒感が後退しそうだ。米税制改革への期待が継続すれば、相場の下支え要因となる。ただ連騰する米国株の調整リスクも意識されており、一本調子の株高は見込みにくい。

 10月10日、今週の東京株式市場は堅調な地合いが続く見通し。安倍政権発足後の高値を試す展開が予想されている。都内で9月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

日経平均の予想レンジは2万0400円─2万0900円。

6日発表の9月米雇用統計は、ハリケーンの影響を反映し雇用者数が7年ぶりに減少したものの、失業率の低下や賃金の上昇が労働市場の改善を裏付け、12月の米利上げ観測に変化はみられなかった。同日の米国株、為替はいずれも小動きにとどまっている。

10日に北朝鮮がミサイル発射などに踏み切った場合、投資家心理が一気に悪化する恐れがある。一方、無難通過ならば日本株の重しが取り除かれることとなる。不透明要因としては国内の衆院選もあるが「小池百合子氏が出馬するかどうかで大勢が決まる。出馬しない場合は新党への期待が一気に冷める。不透明感が後退すれば日本株はしっかりしてくる」(マネックス証券・チーフストラテジストの広木隆氏)という。

海外では米銀大手の決算発表が始まるが「株価は金融規制の話題にも左右されそうだ。堅調な経済指標を受け米金利が上昇すれば、金融機関には悪い話ではない」(藍沢証券ファンドマネージャーの三井郁男氏)との見方が出ている。税制改革や金融規制の方向性、FRB(米連邦準備理事会)人事に関する報道を受けた海外市場の反応が注目されている。

外部環境が追い風となれば、日経平均は2015年6月24日のアベノミクス相場の高値2万0952円71銭に接近する可能性が高まる。だがオプションSQ(特別清算指数)算出週でもあり、先物への売り仕掛けによる波乱も警戒される。

米主要株価3指数は最高値更新を続け、VIX指数.VIXは歴史的な低水準にある。「何事もなければ日本株は上昇基調とみているが、米国株を含め上昇トレンドは強すぎる」(ソシエテ・ジェネラル証券・株式営業部長の杉原龍馬氏)との声もある。調整局面では、良好なファンダメンタルズが下値を支えるかどうかもポイントとなりそうだ。

株式マーケットチーム

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