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来週の日本株は高値警戒感で騰勢一服、進む好決算の織り込み
2017年10月27日 / 07:08 / 1ヶ月前

来週の日本株は高値警戒感で騰勢一服、進む好決算の織り込み

[東京 27日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、騰勢が一服する見通し。日米ともに良好な決算発表が相次いでいるほか、海外投資家による日本株の買い越し基調も継続しているとみられている。だが、日経平均の歴史的な連騰が止まった後も株高基調が止まらず、足元では高値警戒感が広がっている。好業績は徐々に織り込まれつつあり、上昇局面では利益確定売りが見込まれる。

 10月27日、来週の東京株式市場は、騰勢が一服する見通し。日米ともに良好な決算発表が相次いでいるほか、海外投資家による日本株の買い越し基調も継続しているとみられている。写真は都内で9月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

日経平均の予想レンジは2万1700円─2万2200円。

来週予定されている日銀の金融政策決定会合と、米連邦公開市場委員会(FOMC)については、金融政策の現状維持がコンセンサス。「波乱材料にはなりにくい」(国内証券)との声が多い。米連邦準備理事会(FRB)次期議長人事も「為替を上下させる変動要因ではあるが、日本株にとってはリスク要因ではない」(国内投信)という。

良好なファンダメンタルズを背景に、海外投資家のリスク許容度は拡大している。一方、日経平均の25日移動平均線(2万0984円19銭=27日)との上方かい離率は買われ過ぎの目安となる5%に接近。日経平均の予想PER(株価収益率)も15倍台前半まで上昇しており、いわゆる「アベノミクス相場」開始後のレンジの中央付近まで戻している。

しんきんアセットマネジメント投信・運用部長の藤原直樹氏は「PERの割安感は解消された。2万2000円を付けた後は達成感も出やすい」と分析。日米ともに「好業績はずいぶん織り込まれてきた。(日本株の一段高には)ドル/円が115─120円のステージに入り、来期の増益が見えるぐらいの材料が欲しい」とみる。

決算発表後の銘柄が、材料出尽くしで売られる懸念も多い。また、11月2日には米アップル(AAPL.O)決算、3日には、新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の発売と、米雇用統計の公表が控えている。東京市場は3日が祝日のため休場。3連休前には持ち高調整の売りも見込まれる。

岡三証券・日本株式戦略グループ長の小川佳紀氏は「決算発表後の銘柄が利益確定売りで下げたとしても、業績の中身自体が良好ならば、数日中で収まるだろう」と指摘。10月米ISM製造業指数など米経済指標に良好なものが相次げば、全体相場を下支えする要因となるとみている。

株式マーケットチーム

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