April 8, 2018 / 10:41 PM / 13 days ago

今週の日本株は反発余地探る、貿易戦争懸念と業績期待が綱引き

[東京 9日 ロイター] - 今週の東京株式市場は、反発余地を探る展開になりそうだ。米中貿易摩擦への警戒感がくすぶって相場の重しになる一方、米企業の好決算やそれを踏まえた株高への思惑も根強い。方向感の出にくい中で、日本株は海外勢の売り越しが膨らんでおり、きっかけがあれば買い戻し圧力が強まるとの見方もある。

 4月9日、今週の東京株式市場は、反発余地を探る展開になりそうだ。米中貿易摩擦への警戒感がくすぶって相場の重しになる一方、米企業の好決算やそれを踏まえた株高への思惑も根強い。2月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

日経平均の予想レンジは2万1200─2万2000円。

東京証券取引所がまとめた3月第4週(3月26日─3月30日)の2市場投資部門別売買状況によると、現物株は海外投資家が12週ぶり買い越しとなった。これまで海外勢の売りが膨らんできただけに、きっかけがあれば巻き戻しが強まりやすいと見られている。

市場では「(海外勢の日本株への)見方が変わりつつある」(サクソバンク証券チーフマーケットアナリストの倉持宏朗氏)との声が聞かれる。次第に業績相場の側面が強まりつつあるとして「保護主義への警戒感が上値を抑えそうな一方、企業業績への期待感が下値を支える」(倉持氏)という。

貿易摩擦を巡る米中の駆け引きは、最終的には現実的な落とし所に向かうというのが市場の大方の見立てだが、決着までには少なくとも数カ月を要するとみられる。米中間で偶発的に緊張感が高まるリスクもくすぶり、相場の重しになりやすい。

一方、米国でJPモルガン・チェース(PM.N)など金融機関の決算発表が始まる。米経済は好調な上、減税効果もあって、好決算が期待されている。米株高となれば、日本株にもプラスだ。日本では、J.フロント リテイリング(3086.T)(10日)、ファーストリテイリング(9983.T)(12日)など、小売業の決算発表が相次ぐ。

6日発表の3月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比10万3000人増と6カ月ぶりの低い伸びにとどまった。一方、賃金の伸びは小幅ながら加速したが、市場への影響は限定的だった。

今後のスケジュールは米国で、3月生産者物価指数(10日)、3月消費者物価指数(11日)、11日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(3月20─21日分)の発表がある。日本では2月経常収支(9日)、2月機械受注(11日)など。オプションSQ(特別清算指数)を13日に控えており、相場が不安定な動きになる場面もありそうだ。中国では、3月消費者物価指数(CPI、11日)、3月貿易収支(13日)などの指標発表がある。

    株式マーケットチーム

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