April 27, 2018 / 7:39 AM / a month ago

来週の日本株は米株高期待と米金利上昇への警戒感が綱引き

[東京 27日 ロイター] - 5月第1─2週の東京株式市場は、米株高期待と長期金利動向への警戒感との綱引きになる見通し。日米で企業決算が佳境を迎えて好業績の織り込みが進むと期待される一方、米国では長期金利が上昇基調にある。3%を超えて上昇が加速すれば、株価にネガティブなインパクトを与えかねないとの警戒感が強まりそうだ。

 4月27日、5月第1─2週の東京株式市場は、米株高期待と長期金利動向への警戒感との綱引きになる見通し。日米で企業決算が佳境を迎えて好業績の織り込みが進むと期待される一方、米国では長期金利が上昇基調にある。写真は都内で2014年5月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

日経平均の予想レンジは2万2100円─2万2700円。

米長期金利に影響しそうなイベントが同期間中には複数、控えており、イベント通過に伴う相場反応に関心が寄せられる。FOMC(5月1─2日)のほか、雇用面からは4月ADP全米雇用報告(5月2日)や4月雇用統計(4日)、インフレ関連では米PCEコア・デフレータ(4月30日)や4月消費者物価指数(CPI、5月10日)の発表が予定される。

金利急上昇による株価へのネガティブな影響が警戒されている一方、足元の長期金利上昇はこなせるとの見方もある。三井住友アセットマネジメント・シニアストラテジストの市川雅浩氏は、1月下旬から2月の下落時には3月FOMCに向けて米連邦準備理事会(FRB)のパウエル新議長体制への不透明感があったと指摘。「(足元では)緩やかな利上げ継続の方向性が確認され、1─2月のような相場反応にはならないだろう」とみている。

米企業の好業績や自社株買いなど株主還元策による株高への思惑も根強い。アップル(AAPL.O)(5月1日)、テスラ(TSLA.O)(同2日)などの決算発表が注目される。日本でも佳境を迎える企業決算は、まちまちながら「(会社見通しが保守的となる)ガイダンスリスクは、いまのところ顕在化していない」(国内証券)。為替の109円台への持ち直し基調もあって、株価の底入れを見込む向きもある。9日には時価総額トップのトヨタ自動車(7203.T)の決算発表が予定されている。

一方、一時期に比べて鳴りを潜めている貿易摩擦への懸念が再燃する恐れもある。米国は、欧州連合(EU)やカナダ、メキシコ、韓国などへの鉄鋼など関税猶予について、5月1日までに適用除外とするかどうか判断する方向。期間中にはムニューシン米財務長官らが訪中し貿易協議を開始する方向だ。5月8日にはインディアナ州やノースカロライナ州などで連邦議会予備選挙があるため、米政権が選挙前に国民受けを狙って保護主義的な姿勢を強めるリスクも意識されている。

お知らせ:5月1、2日の週の見通しはお休みいたします。

    株式マーケットチーム

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