May 6, 2018 / 10:30 PM / 14 days ago

今週の日本株は米株高期待と米金利上昇への警戒感が綱引き

[東京 7日 ロイター] - 今週の東京株式市場は、米株高期待と長期金利動向への警戒感との綱引きになる見通し。日米で企業決算が佳境を迎えて好業績の織り込みが進むと期待される一方、予想より弱かった4月米雇用統計発表後も米長期金利の低下は限定的だ。米長期金利が3%に向けて再上昇すれば、株価にネガティブなインパクトを与えかねないとの警戒感が強まりそうだ。

 5月7日、今週の東京株式市場は、米株高期待と長期金利動向への警戒感との綱引きになる見通し。写真は東証のブースで2月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

日経平均の予想レンジは2万2100円─2万2700円。

4日発表の4月米雇用統計は、非農業部門の就業者数や時間当たり賃金の上昇が予想を下回ったものの、米国債利回りは下げ渋った。今後、米金利が急上昇すれば株価へのネガティブな影響が警戒されるが、足元の長期金利上昇はこなせるとの見方もある。三井住友アセットマネジメント・シニアストラテジストの市川雅浩氏は、1月下旬から2月の下落時には3月FOMCに向けて米連邦準備理事会(FRB)のパウエル新議長体制への不透明感があったと指摘。「(足元では)緩やかな利上げ継続の方向性が確認され、1─2月のような相場反応にはならないだろう」とみている。

米企業の好業績や自社株買いなど株主還元策による株高への思惑も根強い。日本でも佳境を迎える企業決算は、まちまちながら「(会社見通しが保守的となる)ガイダンスリスクは、いまのところ顕在化していない」(国内証券)。為替の109円台への持ち直し基調もあって、株価の底入れを見込む向きもある。9日には時価総額トップのトヨタ自動車(7203.T)の決算発表が予定されている。

一方、一時期に比べて鳴りを潜めている貿易摩擦への懸念が再燃する恐れもある。米国は4月30日、カナダ、欧州連合(EU)、メキシコに対する鉄鋼・アルミニウム関税導入に関する決定を6月1日に先送りすることを決めたと発表した。前週行われた米中通商協議も難航した。5月8日にはインディアナ州やノースカロライナ州などで連邦議会予備選挙があるため、米政権が選挙前に国民受けを狙って保護主義的な姿勢を強めるリスクも意識されている。

*キャプションの表現を一部修正しました。

    株式マーケットチーム

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