June 10, 2018 / 10:45 PM / 13 days ago

一進一退、重要イベントこなしつつ方向感を探る=今週の東京株式市場

[東京 11日 ロイター] - 今週の東京株式市場は、一進一退の展開が見込まれる。米朝首脳会談や日米欧の中銀会合など重要イベントが目白押しで、市場はこれらの日程をこなしながら方向感を探ることになる。米中貿易戦争の懸念後退や堅調な米景気は支えだが、米政策金利見通しに変化があれば、週後半にかけて金融市場全般に値動きが荒くなる可能性もある。

 6月11日、今週の東京株式市場は、一進一退の展開が見込まれる。2016年2月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

日経平均の予想レンジは2万2500円―2万3300円

米政府が7日、中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)に対する制裁解除合意について発表したことで、米中貿易戦争への懸念がにわかに後退している。トランプ米政権は、対中通商制裁措置に関し、6月15日までに25%の追加関税を課す対象品目の詳細を発表する方針だが、市場では「トランプ大統領の支持率が回復している中で、中国に過度な圧力をかける理由は低下した。500億ドル相当分の追加関税であれば、マーケットは織り込んでいる面もあり、アク抜けになる可能性もある」(みずほ証券シニアストラテジストの三野博且氏)との見方が出ている。

12日に行われる米朝首脳会談についても、何らかの合意があり北朝鮮の非核化に向けた進展がみられれば、市場は前向きに評価することになりそうだ。政治問題は先が読めないため楽観視できないが、米中通商協議や北朝鮮問題に関して不透明感が薄れることで、グローバルな投資家心理は改善に向かうと期待されている。

12―13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げの実施は既定路線であり、市場参加者の関心はFOMCメンバーの政策金利見通しを示す「ドットチャート」に集まっている。今年の利上げ回数が3回から4回に増える見通しとなれば、ドル高/円安による日本株の押し上げ効果が見込めるものの、市場の解釈次第では米景気減速やリスク資産からの資金流出が意識されることもあり得る。

日本アジア証券エクイティストラテジストの清水三津雄氏は「6月以降の堅調相場は、リスク選好に傾いた海外勢の買いが支えたとみている。リスク資産の縮小が過度に意識されると、日本株にもネガティブな影響が波及しかねない」と指摘している。14日には欧州中央銀行(ECB)理事会も行われる。ドラギ総裁が量的緩和の終了時期に言及するのかどうか注目されている

株式マーケットチーム

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