September 16, 2019 / 11:24 PM / in a month

今週の日本株は上値重い、地政学リスク台頭 FOMC見極めへ

 9月17日、今週の東京株式市場は上値の重い展開が予想されている。先週末時点では米中貿易摩擦への警戒感が後退し、為替も円安に振れるなど売り材料が見当たらなかったが、サウジアラビアの石油施設が攻撃を受け、地政学リスクに対する警戒感が台頭している。東京証券取引所で2018年10月撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

[東京 17日 ロイター] - 今週の東京株式市場は上値の重い展開が予想されている。先週末時点では米中貿易摩擦への警戒感が後退し、為替も円安に振れるなど売り材料が見当たらなかったが、サウジアラビアの石油施設が攻撃を受け、地政学リスクに対する警戒感が台頭している。テクニカル面でも過熱感が強まっていたことから手仕舞い売りが優勢になる可能性がある。米連邦公開市場委員会(FOMC)は利下げ決定がコンセンサスで、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が記者会見で今後の金融政策についてどのような見方を示すのかが注目されている。

日経平均の予想レンジは、2万1200円─2万2200円。

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの石油施設が攻撃を受けたことで、投資家の間で地政学的リスクや世界経済の減速に対する懸念が広がっている。市場からは「サウジだけでなく、香港のデモの頻発などもあり、各種リスクに対する警戒感が復活してきている。少なくとも上値は追いにくい」(みずほ証券・シニアテクニカルアナリスト、三浦豊氏)との見方が聞かれる。

日経平均は13日までに9連騰を記録。その間、1300円も上昇するなどテクニカル面では過熱感が生じている。急ピッチな上昇が警戒されており、利益確定売りがかさみ、一服場面が到来すると読む関係者も少なくない。

一方、米中貿易問題で双方が歩み寄りを示したことは好材料。米通商代表部(USTR)は16日、米中貿易交渉の次官級協議が19日にワシントンで開始することを明らかにした。市場では、たとえ合意が暫定的なものになっても、これ以上事態は悪化しないとマーケットは受け止める、との見方もある。

このほか、米国では9月17日─18日にFOMCが開催される。25ベーシスポイントの利下げが確実視される中、市場からは「パウエルFRB議長が難しい説明を求められる。利下げに消極的で期待を裏切るようなら戻り相場に水を差すが、追加緩和を示唆するなどポジティブな内容となった場合には上値追いに弾みが付く可能性もある」(大和証券・チーフテクニカルアナリストの木野内栄治氏)と指摘があった。

株式マーケットチーム

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