March 6, 2020 / 7:44 AM / a month ago

来週の日本株は不安定、新型ウイルスのニュースに敏感 円高進行なら下値模索も

 3月6日、来週の東京株式市場は不安定な値動きが予想されている。写真は東京株式市場で2016年12月撮影(2020年 ロイター/TORU HANAI)

[東京 6日 ロイター] - 来週の東京株式市場は不安定な値動きが予想されている。3日に米連邦準備理事会(FRB)が緊急利下げを実施したが、金融緩和が金融市場の「痛み止め」になっても、新型コロナウイルスの感染拡大の本質的な解決策にはならないとの見方が多い。米国で追加利下げが織り込まれる中、外為市場でドル安/円高圧力が一段と強まった場合は、日経平均も2万円の方向へ下値を模索する可能性がある。

日経平均の予想レンジは2万0200━2万1700円。

FRBが3日、緊急利下げに踏み切った。市場が予想していた3月半ばの連邦公開市場委員会(FOMC)での実施が前倒しとなったことで、逆に新型ウイルスを巡るFRBの懸念の大きさを浮き彫りにした形となった。

新型ウイルス感染拡大の終息時期が見通せず、米国株市場は連日荒い値動きとなっており、3月のFOMCで一段の利下げを行うとの観測も浮上している。半面、日銀によるマイナス金利の深掘りは副作用が多く、政策手段が限られるとの指摘が多い。金融政策の余地の違いが意識され、ドル安/円高が進行した場合は、日本株も主力の輸出関連株を中心に上値が重くなりそうだ。

一方、日銀のETF(上場投資信託)買いへの思惑が投資家心理の下支えとなる可能性もある。日銀は2日、株価指数連動型ETFを1002億円買い入れた。TOPIXの前引けがプラスだったにもかかわらず実施されたことで、日銀の金融市場の安定化に対する意思を感じ取る向きもある。

日経平均は目先の下値の目安とみられていたPBR1倍水準を割り込むなど、値幅調整が進んだとの指摘がある。テクニカル分析では多くの指標が売られ過ぎを示唆しており、円高進行がおさまれば自律的に反発する可能性もある。

13日にはメジャーSQ(特別清算指数)算出を控え、先物への仕掛け的な売買が活発化しやすい。週半ばにかけて不安定な動きになる可能性もあり、注意が必要だ。

そのほか主なスケジュールとしては、米大統領選挙予備選(ミシガン州等)、G20シェルパ(首脳代理)会議、米2月消費者物価、欧州中央銀行(ECB)理事会などがある。米大統領選の民主党候補者選びでは中道派のバイデン氏と急伸左派のサンバダース氏に絞り込まれており、動向が注目されている。

株式マーケットチーム

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