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上値追いに慎重、2万円とらえても戻り売り=今週の東京株式市場

[東京 20日 ロイター] - 今週の東京株式市場は上値追いに慎重な展開が予想されている。ドイツや米国では新型コロナウイルス後を見据えた動きも出てきたが、日本は緊急事態宣言の対象を全国に拡大したばかりで「周回遅れ」の印象が否めない。主要企業の決算発表も控えて動きづらく、海外株が堅調に推移しても追随して上昇できないとの見方が多い。日経平均は節目の2万円をとらえる可能性もあるが、そこから一段と上昇するのは難しそうだという。

日経平均の予想レンジは1万9000━2万0200円。

ドイツはメルケル首相が新型コロナ感染拡大抑制策について、5月4日から段階的に緩和していく方針を発表。米国でもトランプ大統領が経済の再開に向けた指針を明らかにしたことが投資家心理を上向かせている。一方、日本は新型コロナ対策を強化しており、両者とは状況が異なる。

企業決算についても、ソニー6758.Tが2019年度の決算発表を大型連休明けに延期すると発表するなど全体的に後ずれ傾向。業績予想も「未定」とするところも多く、決算発表通過によるアク抜け感からの上昇も出づらい。

17日の日経平均は大きく反発し、長らく下向きだった25日移動平均線が上向きに転換した。テクニカル的には反騰への期待を一段と膨らませる形となっているが、買いが先物主導で、現物の売買代金が膨らんでいないことを踏まえると戻りに対する信頼感は乏しい。

市場からは「日経平均が2万円を超すと戻り売りがかさむとみられる。さらに上値を追うには現状ではエネルギー不足」(岡三オンライン証券のシニアストラテジスト、伊藤嘉洋氏)との声が出ている。

一方、このところの新興株市場は堅調。直近まで日経ジャスダック平均は10日続伸、東証マザーズ指数は5日続伸となるなど、小型株には個人投資家の買いが観測される。巣ごもり関連や食料品、マスク、テレワーク、ゲームなど新型コロナをテーマとした物色が続くとみられる。

日本では週後半に中外製薬4519.T、ディスコ6146.T、オムロン6645.Tなどが決算発表を予定している。米国でも主要企業の決算発表が続く。

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