May 1, 2020 / 7:17 AM / 3 months ago

相場の分岐点に、経済指標や感染状況で上下に大きく振幅=来週の東京株式市場

 来週の東京株式市場は、相場の分岐点になりそうだ。写真は都内の株価ボード。2018年11月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 1日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、相場の分岐点になりそうだ。日本の5連休中に海外で重要経済指標の発表が相次ぐが、その結果や国内における新型コロナウイルスの感染状況などにより、株価は上下に大きく振幅すると想定されている。

日経平均の予想レンジは、1万9200円─2万0200円。

直近の株式相場では、世界各国の経済活動再開に対する期待感が追い風となり、日経平均は一時2万円を回復したほか、新型コロナショックで下落した幅の半値戻しの水準まで戻した。この動きが相場格言にある「半値戻しは全値戻し」となるか、あるいは、そのまま戻り天井形成となるか、株価は重要なポイントに差し掛かっている。

その方向性を示すのが海外からの材料だ。緊急事態宣言の延長が確実な情勢となったことで、経済活動の再開が目立つ海外に比べて日本は「周回遅れ」となっており、当面は新型コロナに関し、欧米や中国などからの材料に株価は左右されやすい。そうした中、5連休中は重要指標がめじろ押しで、これらが日本株の方向性を決定づける可能性もある。

注目される指標としては、5日の米3月貿易収支、米4月ISM非製造業景況指数、6日の米4月ADP民間雇用者数、7日の中国4月貿易収支、8日の米4月雇用統計などがある。さらに、海外に関しては「経済活動再開に動いている欧米で、再び感染が広がるかどうかが注目点になる」(野村証券・エクイティ・マーケット・ストラテジストの澤田麻希氏)という。

為替相場を警戒する関係者も少なくない。岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏は「過去の経験則で、大型連休中はドル安/円高に振れる傾向がある。急激な円高ともなれば、下押すリスクが大きくなりそうだ」と指摘する。

一方、決算発表シーズンが本格化している中で「日経平均の今期予想EPS(1株あたり利益)は1250円前後と、直近で100円ほど低下。その結果、株価収益率(PER)は15倍台まで上昇し、日本株の割安感がなくなってきた」(岡三オンライン証券・シニアストラテジストの伊藤嘉洋氏)との声が聞かれた。先行きの経済活動再開に対する期待は大きいが、現実の収益悪化が株価の頭を抑える可能性もある。

市場では「いずれにしても新型コロナを巡る材料で、株価が上下に大きく振れやすい状況には変わりない。引き続き相場はコロナの影響が小さい銘柄を個別物色する動きとなりそうだ」(SBI証券・シニアマーケットアドバイザーの雨宮京子氏)という指摘もあった。

株式マーケットチーム

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