July 10, 2020 / 7:46 AM / a month ago

来週の日本株は値重い、コロナ動向見極め 中国経済指標に注目

 7月10日、来週の東京株式市場は、上値が重い展開が予想されている。米国や日本で新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にあり、景気回復スピードの鈍化が警戒されてきた。写真は都内で5月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 10日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、上値が重い展開が予想されている。米国や日本で新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にあり、景気回復スピードの鈍化が警戒されてきた。投資家心理が冷やされて米国株が崩れれば、日本株も同調して調整が入る可能性がある。このほか16日に発表される中国の各種経済指標が注目されており、改善を示すデータが出た場合はグローバル株式市場の安心材料となるとみられている。

日経平均の予想レンジは2万1900━2万2600円。

米国では複数の州で新型コロナの新規感染者や死者が過去最多を更新している。株式市場はハイテク中心のナスダック指数が堅調に推移しているものの、ダウやS&P総合500種はコロナへの懸念から上昇が一服しており、今後本格化する米企業決算発表で弱気な見通しが示された場合は米株が軟化する可能性がある。

日本でも10日、東京都内で新型コロナ感染者が新たに243人確認された。政府は今のところ緊急事態宣言を再び発動する状況ではないと説明しているが、積極的にリスクを取りにいくセンチメントにはなりにくい。日米のコロナ感染状況が日本株の重荷となりそうだ。

中国は、国家統計局が発表した6月の生産者物価指数(PPI)で低下が市場予想に比べて小幅にとどまり、製造業部門の改善に期待が寄せられている。16日に4─6月期国内総生産(GDP)をはじめ、6月の鉱工業生産、小売売上高、都市部固定資産投資が発表される。上海株が堅調となった場合は、日本株を支援する材料になるとみられる。

市場からは「新型コロナの感染拡大の影響が気にされているものの、以前あったようなロックダウンを警戒する様子ではない。仮にコロナへの警戒感が一段と強まっても、影響が小さいハイテク関連などは買われ続け、物色面では二極化の傾向が強い状態が続くのではないか」(SBI証券・投資情報室長の鈴木英之氏)との声も聞かれた。

国内の主なイベントとしては、15日にGMOフィナンシャルゲート4051.T、アイキューブドシステムズ4495.T、KIYOラーニング7353.Tがマザーズ市場に新規上場する。同日、日銀が金融政策決定会合の結果や最新の「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を発表する。

株式マーケットチーム

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