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日経平均3万円回復を想定、新規資金流入など好需給支えに=今週の東京株式市場

[東京 5日 ロイター] -

今週の東京株式市場で日経平均は3万円を回復することが想定されている。名実ともに年度替わり相場となってから新規運用資金の流入が目立つなど、好需給が株価を支える見通し。物色面では米国株式市場で半導体関連株が「国策買い」の様相を呈しており、半導体を中心に引き続きグロース系の銘柄がリードすることになりそうだ。新型コロナの再拡大などはリスク要因だが、相場は全体的に上値指向を鮮明にするとみる関係者が多い。

日経平均の予想レンジは2万9700円─3万0700円。

名実ともに新年度相場となったことを契機に、物色面ではそれまでのバリュー株買いからグロース株買いに流れが変化。1日に公表された米供給管理協会(ISM)発表の3月製造業景気指数は64.7と、1983年12月以来37年以上ぶりの高水準を記録するなど「製造業の上向きが顕著となったことで景気敏感株を買う動きが活発化してきた」(野村証券・エクイティ・マーケットストラテジストの澤田麻希氏)という。

他方、新型コロナの感染者数が再び拡大。欧州ではロックダウンが強化される例が目立っているほか、国内では大阪・兵庫・宮城に「まん延防止等重点措置」適用がされる。市場では、これが株価の上値を抑える要因になるとともに「バリュー株の調整を招く一方、物色の流れをグロース株により傾斜させる」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)との指摘もあった。

グロース株でも、物色面で先導しそうなのが半導体関連株。米政権が2兆ドルの投資の中で、3000億ドルを半導体生産支援に向けることを明らかにし、「米国で半導体関連株は『国策に売りなし』の状況。日本株は米国株と同様の感覚で物色されることになりそうだ」(雨宮総研代表の雨宮京子氏)との声も聞かれた。

4月下旬からの決算発表シーズンも注目。三菱UFJモルガンスタンレー証券・チーフ投資ストラテジストの藤戸則弘氏は「足元のグロース株買いは大きな流れにおける循環物色の一環」とした上で「決算を考えれば、どうしても好業績銘柄に関心が向く。そうした意味で決算発表シーズンまでは半導体を中心にグロース株優位の展開が想定できる」と語っていた。

タイムテーブルでは、5日の米3月ISM非製造業景況指数や7日のG20財務相・中央銀行総裁会合などが注目される。

株式マーケットチーム

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