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もみ合い、米雇用統計の発表控え神経質=来週の東京株式市場

9月30日 来週の東京株式市場は、もみ合いが想定されている。写真は東京証券取引所。2020年10月撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

[東京 30日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、もみ合いが想定されている。依然として米金融引き締めと、それに伴う世界的な景気後退が懸念されているため、不安定な地合いが続きそうだ。月末月初に絡んだ需給不安は後退するものの、週末に米9月雇用統計の発表を控えているため投資家は動きづらく、神経質な相場展開になるとみられる。

日経平均の予想レンジは、25500円─26300円。

最近まで日本株は欧米株に対して相対的に下げが小さく、優位性を保ってきたとの見方があった。ドル高/円安による輸出産業へのメリットや、主要国の中でもコロナ禍からのリオープン(経済再開)がここから本格化することなどによって、企業業績の好調が想定されるためだ。しかし「米アップルの増産中止の件でみる限り、日本だけ経済が無事で株価が上がると言い切れなくなってきた」(東洋証券・ストラテジストの大塚竜太氏)との声が聞かれ、日経平均は米株安に追随する場面が増えてきている。

直近の下げについては、日経平均採用銘柄入れ替えに伴うインデックスファンドの売り需要もあったことで時価は売られ過ぎとみる関係者が少なくない。バリエーションからみて割安な水準であるほか、2月期の小売業の決算発表によってリオープンに対する期待が高まる可能性もある。

だが「需給の悪化をもたらす特殊要因がなくなるとは言え、株式市場を取り巻く環境が急に好転するわけではない」(大和証券・チーフテクニカルアナリストの木野内栄治氏)のも事実。「米企業決算に関するウォーニングが出やすいタイミングであることも気になる」(国内系調査機関・ストラテジスト)との指摘もあった。

需給面については「直近の急落で個人投資家の懐はかなり痛んだ。雇用統計前に大口の機関投資家が動けない場面で、本来ならリバウンド相場で活躍する個人の参加は期待できない」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)との声も聞かれ、米指標の発表を前に模様眺めが強くなりそうだ。

テクニカル面では、6月20日安値の2万5520円23銭が下値の目安。弱気が継続した場合はこの攻防が注目されるが「きっかけ一つでセンチメントが好転する可能性もある。ボラティリティが高いため、戻りに転じた時のスピードは速くなりそうだ」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)といった声も聞かれる。

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