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神経質な展開、米政治など横目に反転リスク意識=今週の東京株式市場
2017年8月27日 / 22:53 / 3ヶ月後

神経質な展開、米政治など横目に反転リスク意識=今週の東京株式市場

[東京 28日 ロイター] - 今週の東京株式市場は神経質な展開が見込まれている。米国の政治問題や北朝鮮情勢など不透明要因が多いものの、外部環境への過度な懸念が後退すれば、ショートカバーで戻りを試す余地がある。調整局面ではバリュエーション面での割安感や、良好なファンダメンタルズが下支えとなる見通し。週後半は米雇用統計の公表を前に様子見姿勢が広がりやすい。

 8月28日、今週の東京株式市場は神経質な展開が見込まれている。米国の政治問題や北朝鮮情勢など不透明要因が多いものの、外部環境への過度な懸念が後退すれば、ショートカバーで戻りを試す余地がある。2015年12月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

日経平均の予想レンジは1万9300円─1万9800円。

ジャクソンホール会議の講演でイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は、金融の安定性に焦点を当て、2007─09年の危機以降に導入された改革により、経済成長を阻害することなく金融システムが強化されたとの認識を示したが、今後の金融政策には言及しなかった。これを受けて前週末の米国株は底堅く推移し、為替はやや円高に傾いた。

フィリップ証券リサーチ部長の庵原浩樹氏は「FRBの金融政策へのハンドリングに対する期待は高い。金融正常化に進みつつ緩和状態を維持するバランスをとるはず。米国株も良好な企業業績を背景に割高なPER(株価収益率)を許容する流れが続くだろう」と読む。

米国政治や米朝関係は先読みが難しい。短期的には積極的に買い上がりにくい地合いにもある。ただ「米朝関係は両国から様々な発言が飛び交うとしても、実態として何も変わらない状況が続くだろう。直近の調整は閑散相場の中で仕掛け的に崩された面もある」(ドルトン・キャピタル・ジャパンの松本史雄シニアファンドマネージャー)との見方もある。

日経平均は24日に約4カ月ぶりの安値水準を付けたが、200日移動平均線(1万9297円44銭=25日終値)の手前で下げ渋る動きとなっている。日本経済新聞社が算出する指数の予想PERは13倍台後半まで低下しており、割安感を指摘する声も多い。

東証の空売り比率は直近で40%を超える高水準な日が続いたが、この間、売買代金は低調。ジャクソンホール会議後の米国株が堅調に推移すれば、売り崩しに動いた短期筋が買い戻しを迫られ、踏み上げ的に指数が強含む展開も見込まれる。

ニッセイ基礎研究所・チーフ株式ストラテジストの井出真吾氏は「株式市場にとって良好なファンダメンタルズが一番の支えとなっている。例年9月相場はパフォーマンスが悪いと言われるが、今年は政治問題で大きく振れた特異な年。過去の経験則は当てはまらない可能性がある」と指摘する。

*カテゴリーを変更しました。

株式マーケットチーム

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